美帆3位で2度目表彰台も「奈緒さんに闘志メラメラ」

[ 2016年11月20日 05:30 ]

スピードスケートW杯第2戦2日目 ( 2016年11月19日    長野市エムウエーブ )

女子1000メートルで3位に入った高木美帆

 スピードスケートのW杯第2戦2日目が19日、長野市エムウェーブで行われ、女子1000メートルは小平奈緒(相沢病院)が1分15秒18で2位、高木美帆(日体大)は1分15秒32の3位でそろって表彰台に上がった。ヘザー・ベルグスマ(米国)が1分14秒81のリンクレコードで優勝。高木美は高木菜、佐藤と臨んだ女子団体追い抜きでも2分59秒74で2位となり、銀、銅2つのメダルを手にした。

 600メートル通過で小平に0秒72差をつけられて臨んだ最終ラップ。後半を得意とする高木美は「この差だったら“やばい”」とギアチェンジ。徐々に差を詰めて、最後のカーブで並びかけた。だが、ストレートで力尽きて0秒14差の3位。進境著しい22歳は「(小平)奈緒さんに負けたのが悔しい。闘志メラメラです」と唇をかんだ、

 ミスが響いた。「最初のイン(コースへ)の入り方がうまくいかず、うまく(カーブを)回れなかった」。前半に与えたリードを取り返せなかった。それでも、国内自己ベストのタイムには「スピードは(小平)奈緒さんに引っ張ってもらった」と感謝し、「1分14秒台も見えてきた」と手応えもあった。

 好調を維持して団体追い抜きではチームをリード。菊池、押切といった主力をケガで欠いたが、膝痛を抱える姉・菜那、今季からW杯に参戦している19歳の佐藤と力を合わせて2位。今季のW杯で初出場の中、上々の滑り出しを見せ「まだまだ伸びる。世界距離別選手権(2月、韓国)では(王者)オランダに勝てるようにしたい」と頂点を見据えた。

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2016年11月20日のニュース