日本 カナダに敗れ5連敗 先発入れ替え、22歳の関田起用も

[ 2016年6月5日 05:30 ]

<日本―カナダ>第2セット、ブロックを破られる(左から)関田、山内、福沢

バレーボール男子 リオデジャネイロ五輪世界最終予選兼アジア予選 第6日 日本1―3カナダ

(6月4日 東京体育館)
 世界ランキング14位の日本は同10位のカナダに1―3で敗れ、通算成績は1勝5敗となった。すでにリオデジャネイロ五輪の出場権を逃している日本は、22歳のセッター関田誠大(パナソニック)を初先発させるなどメンバーを大幅に入れ替えたが、カナダの高さの前に屈した。イランがポーランドに3―1で勝ち、5勝目を挙げてアジア1位が確定。同じく5勝目を挙げたフランスとともに五輪出場権を獲得した。

 2日のオーストラリア戦でストレート負けし、リオ五輪切符を逃した日本。20年東京五輪へのリスタートとなったカナダ戦だが、勝利で飾ることはできなかった。

 今大会を盛り上げた若きアタッカー石川は右足首、柳田は右膝の状態が万全ではなく、スタメンから外れた。米山、福沢らベテランを使う一方、22歳の関田を初先発させるなど新布陣で、第1セットは25―23。24歳のセンター出来田の速攻など攻撃も光り、今大会初めて第1セットを奪った。しかし、第2セットは12―12から徐々に突き放され19―25。第3セットも中盤まで競り合いながら、まだ五輪出場の可能性を残しているカナダの執念の前に屈した。これで5連敗。日本にとって首位フランスとの最終戦は、今後の強化方針も問われる試合となる。

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2016年6月5日のニュース