瀬戸 ぶっつけで自己新×2!! 渋滞で開始15分前到着も

[ 2016年6月5日 05:30 ]

レース後に笑みを浮かべる瀬戸

競泳 公認記録会

(6月4日 神奈川県相模原市)
 神奈川県相模原市で競泳の公認記録会が4日行われ、リオデジャネイロ五輪代表の瀬戸大也(22=JSS毛呂山)が100メートルバタフライを52秒15の好記録で制した。1分1秒48で2位だった100メートル平泳ぎとともに自己ベストを更新し、夏の本番へ順調な仕上がりを見せた。

 大ピンチから一転、瀬戸が好タイムで上昇気流に乗った。都内からの車移動で事故渋滞に巻き込まれ、予定より約1時間遅れのスタート15分前に到着。車中で水着に着替える荒業を繰り出して、ぎりぎりレースに間に合った。朝の練習はしていたものの、ウオームアップなしに平泳ぎとバタフライで自己ベストを更新。「体の切れが増している。かなり自信がついた」とうなずいた。

 400メートル個人メドレーのライバル、萩野公介は欧州で調整を続けているが、自身は今月13日に渡米。テキサス州で五輪前最後の実戦に出場してアリゾナ州での高地トレーニングに臨む。5月のジャパン・オープンでも200メートル平泳ぎでベストタイムをマークするなど好調で「平泳ぎの調子が上がっているのは全体の調子が上がっているバロメーター」と手応えをつかんだ。

続きを表示

2016年6月5日のニュース