稀勢の里 手応え十分8連勝 全勝で折り返して上位戦へ

[ 2016年5月16日 05:30 ]

大相撲夏場所 8日目

(5月15日 両国国技館)
 悲願の初優勝を狙う稀勢の里が初日から危なげなく8連勝を飾って勝ち越しを決めた。

 過去1年で2勝2敗の嘉風を相手に立ち合いから止まらず前に攻め込み、最後は相手の引きに乗じて押し出し。ストレート給金は5度目だが、2場所連続は初めてだけに「集中してやれている」と手応え十分だ。4月の春巡業の朝稽古では上位陣で唯一、連日のように土俵上で汗を流してきた自負があり、この日朝には「巡業から勝負が始まっている。場所前になかなか底力がつくものではない」と力説した。9日目の豪栄道戦から上位戦がスタート。誰よりも積んだ稽古の成果を生かすべく「集中して一日一日やっていく」と誓った。

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2016年5月16日のニュース