レスリング渡利が帰国　アジア予選で五輪枠獲得、代表へ前進

　レスリングのリオデジャネイロ五輪アジア予選（アスタナ＝カザフスタン）の女子７５キロ級で優勝し、五輪代表へ大きく前進した渡利璃穏（アイシンＡＷ）が２１日、成田空港に帰国した。五輪出場の可能性に懸け、従来の６３キロ級から階級アップしての挑戦だったが「７５キロ級の強い選手に勝てたのは、大きな進歩」と手応えを口にした。

　五輪代表は、日本協会の強化委員会が引き続き行われる代表合宿をもとに選考し、２５日に発表する。栄和人強化本部長は「渡利と（昨年の世界選手権代表選考会で勝った）鈴木博恵（クリナップ）をスパーリングさせ、内容を見て決めたい」と話した。