14歳本田真凛ジュニア世界一 望結も喜び「自慢のお姉ちゃん」

[ 2016年3月21日 05:30 ]

女子フリーで演技する、優勝した本田真凜

フィギュアスケート世界ジュニア選手権最終日

(3月19日 ハンガリー・デブレツェン)
 女子フリーが行われ、本田真凜(14=大阪・関大中)が合計192・98点で初優勝した。日本勢では10年の村上佳菜子以来で、04年の安藤美姫、05年の浅田真央らに肩を並べる7人目の快挙。樋口新葉(15=東京・開智日本橋学園中)は合計183・73点で昨年に続いて3位。白岩優奈(14=京都醍醐ク)は合計171・59点で4位だった。

 初出場の14歳、本田が頂点へ上り詰めた。3回転ルッツやサルコー―トーループの2連続3回転などジャンプを全て成功し「楽しかった」と笑う。ジュニアGPファイナル女王のツルスカヤがSP直前、SP1位のフェディチキナ(ともにロシア)がフリー直前に負傷棄権。重圧も少し感じたが「集中して頑張ろうと思った」と話した。

 自他ともに「努力は苦手」と認める。一方で集中力は抜群だ。指導する浜田美栄コーチは「気持ちよく滑ると全部がうまくいく」と才能を評価する。本田の妹は、子役女優として有名な望結(みゆ)。氷上でスポットライトを浴びた14歳の夢は、スケートを始めた時から目標という五輪での金メダルだ。フリーから一夜明けた20日には「点数の目標を高くしてやっていきたい」と飛躍を誓った。

 ▼本田望結(女優) 負けちゃうお姉ちゃんを見たくなかったので、ほんとにうれしいです。ショート、フリーをどちらもノーミスで滑りたいって…それを世界ジュニアの大舞台で、ほんとに凄い。今までも、これからも、お姉ちゃんは、私の自慢です。

続きを表示

この記事のフォト

2016年3月21日のニュース