日本、女王米国に逆転負けで3敗目 今大会でのリオ切符獲得ならず

[ 2015年9月5日 21:32 ]

第1セット、スパイクを放つ木村

 リオデジャネイロ五輪出場権を懸けたバレーボールのワールドカップ(W杯)女子大会は5日、名古屋市ガイシプラザなどで第10日が行われ、世界ランク5位の日本は同1位の米国と対戦し、25-20、23-25、20-25、10-25で敗れた。通算7勝3敗、勝ち点22で順位は5位にとどまり、6日の中国との最終戦で勝ってもリオ切符が与えられる上位2チームの勝利数に届かず3位以下が決定。今大会での五輪出場権獲得はなくなった。

 最低でも残り2試合を連勝するしかない日本は第1セット、昨年の世界選手権を制した女王・米国を相手に常に先行。レシーブで粘りリズムに乗ると、長岡のサービスエースや大竹のブロックなどで着実にポイント。相手のコンビミスやスパイクアウトなども手伝って25-20で先取した。

 大竹のブロックで幕を開けた第2セットは、終盤まで互角の展開。しかし、23-23から相手の速攻、さらに長岡のスパイクがブロックにつかまり23-25で落とした。

 第3セットは、一時は5点のリードを奪いながら、高さのある相手の攻撃を前に逆転を許すと、サーブミスも続いて20-25。後のない第4セットも立ち上がりから相手の高さに攻撃を封じられてリードを許す展開。長岡のバックアタックや持ち前のレシーブで必死に攻撃をつないだが、米国の勢いを止めることができないまま10-25と力尽きた。

 このほか、1、2位チームの激突となったロシア-中国戦は、中国が3-1で勝利し1敗を守り首位浮上。ケニアに勝ったセルビアが同じく1敗で2位をキープした。中国に敗れたロシアが4位転落、米国は3位に浮上した。

 ▽リオデジャネイロ五輪への道 出場枠は12で開催国のブラジルは決定している。W杯上位2チームが出場権を獲得。アジア、アフリカ、欧州、南米、北中米の各大陸予選の優勝国、16年5月の世界最終予選(東京体育館)で4カ国が決まる。アジア大陸予選は世界最終予選と兼ねて開催される。

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