沙保里「優勝だけ意識」世界レスリング13連覇へ渡米

[ 2015年9月5日 19:29 ]

レスリングの世界選手権へ出発する前、男子フリー・松本篤史の息子を抱いて笑顔の吉田沙保里

 来年のリオデジャネイロ五輪出場枠が懸かるレスリングの世界選手権(7日開幕・米ラスベガス)に出場する女子53キロ級の吉田沙保里(ALSOK)らが5日、成田空港から出発した。13連覇を目指す吉田は「とにかく勝てばいい。優勝だけ意識して、無心で戦うことが一番」と強調した。

 吉田は五輪でも3連覇中と絶対女王として君臨するが、若手の台頭を警戒。「一番苦しい大会になるかもしれない。自分を信じて頑張りたい」と気合を入れた。10度目の優勝を狙う同58キロ級の伊調馨(ALSOK)は、右肩に痛みがあるというが「悪いなりにうまく調整できた。いつも通り」と自信をのぞかせた。

 男子フリースタイル陣も出発。昨年は2位だった74キロ級の高谷惣亮(ALSOK)は「僕自身のベストを出せば、金メダルを取れる自信はある」と言葉に力を込めた。

 五輪実施階級の5位以内に出場枠が与えられ、メダルを獲得した日本勢は、12月の全日本選手権出場で代表に決まる。

続きを表示

2015年9月5日のニュース