サニブラウン、ガトリンに胸借りる!200で最年少デビューへ

[ 2015年8月25日 07:35 ]

練習場で調整するサニブラウン

 25日の男子200メートル予選のスタートリストが発表され、日本人最年少出場のサニブラウン・ハキーム(16=東京・城西高2年)は100メートル銀メダルのジャスティン・ガトリン(33=米国)と同じ4組になった。世界のトップランナーとの競演で16歳にとっての大会が幕を開ける。

 レース前日は入念に体の動きを確かめた。城西高の山村貴彦監督(36)は「いい状態で出てこられますよ。スタートリストを見て、後は心の状態をどう持っていくかです」と話した。

 強敵との対決は自身も熱望しており、事前合宿では「ボルトの走りを見て学べるところを学びたい」と語っていた。100%の状態のガトリンなら、その願いはかなったも同然。山村監督によると、23日の男子100メートル決勝はホテルでテレビ観戦したという。

 イメージは出来上がっている。16歳172日で迎えるレースは、93年のリッキー・カノン(オランダ)の17歳33日を抜いて同種目大会最年少出場となる。26日の準決勝へは各組3位までと全体のタイム順で3人が進む。サニブラウンのベストタイム20秒34は同組の4位。今季世界ランク1位のガトリンを追って、当落線上から脱出してみせる。

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