慶大開幕3連勝 修造氏おい、1年生ロック辻が公式戦デビュー

[ 2015年5月11日 06:15 ]

リザーブで公式戦初出場後、Bチームの試合に先発して勝利に貢献した慶大ロック・辻雄康(中央)

関東大学ラグビー春季大会

(5月10日 慶大Gほか)
 4試合が行われ、Bグループの慶大は大東大を52―40で下して、開幕3連勝とした。慶大は元プロテニス選手の松岡修造氏(47)のおい、ロック辻雄康(1年)がリザーブで公式戦初出場を果たした。一時退場選手との交代で出場時間はわずか3分ながら、慶大の1年生としては公式戦デビュー一番乗り。秋の対抗戦へ向け、レギュラー争いに名乗りを上げた。

 憧れのジャージーに身を包み、辻がグラウンド内へ駆けだした。後半7分、出血で一時退場した左ロックに代わって出場。インゴールまで5メートルの位置でのマイボールスクラムという局面で、FWの1人としてスクラムトライを決めた。

 たった3分で再びベンチへ戻ったが「もう少し長く出たかったが、憧れのジャージーを着られて感動した」。その後のBチームの大東大戦では本来の右ロックで先発し、体を張り続けた。持ち味は体格を生かしたボールキャリアだが「高校までと違い、フィジカルでは負けている部分がある」と大学レベルで課題も見つかった。1メートル90、97キロながら、見た目によらず「ウエートは苦手。ベンチプレスは90キロくらい」と“非力”だが、伸びしろは十分。「早慶戦が憧れ。1年から出たい」と秋の本格的なシーズンへ向け、レギュラー獲りを誓った。

 ◆辻 雄康(つじ・たかやす)1996年(平8)10月28日生まれの18歳。小学4年から慶応ラグビースクールで競技を始める。昨年度は慶応高で副将を務め、全国高校ラグビー大会にも出場。高校日本代表候補。現在は慶大文学部1年。松岡修造は母の弟で叔父にあたる。1メートル90、97キロ。

続きを表示

2015年5月11日のニュース