トヨタ自動車 伊予銀行に10点大勝、唯一の開幕5連勝

[ 2015年5月11日 05:30 ]

 「第48回日本女子ソフトボールリーグ」(スポーツニッポン新聞社後援)は10日、愛媛・松山、鹿児島・日置の2会場で第2節最終日の6試合を消化した。初回に長崎望未(22)の2ランで先制したトヨタ自動車は伊予銀行を圧倒。唯一の開幕5連勝とした。昇格組のNECプラットフォームズは先制しながら、ホンダに逆転負け。5連敗となった。

 トヨタ自動車を10得点の大勝劇へ導いたのは、3番・長崎のバットだ。初回1死一塁から左翼へ先制2ラン。5試合で早くも3本塁打と昨年(4本)に迫る勢いながら「たまたま芯に当たったのがホームラン」と“安打製造機”の本分は忘れていない。愛媛県新居浜市出身。地元の友人らが見守る中での活躍に「いいところを見せられて良かった」と笑う。開幕5連勝。福田五志監督は「(昨年MVPの)鈴木美がいなくても他の選手がいるので」と余裕を漂わせた。

 ≪初勝利お預け≫NECプラットフォームズは白星が遠い。3回に先行しながら、粘投を続けていた先発の三木が5回に大量失点。終盤の反撃も及ばず、1部初勝利はお預けとなった。「やはり1部のバッターは甘い球を逃さない。これは肌で感じて勉強していくしかない」と浦野光史監督。ベンチ入りメンバーは14人と1部最少ながら「試合ごとに力はつけている」と前向きに5つの黒星を捉えていた。

豊田自動織機(4勝1敗)
 104 020 0─7
 000 100 1─2
SGホールディングスグループ(1勝4敗)
 (豊)リケッツ、海部、井俣、奥田-キャスティーヨ、沢井
 (S)パーナビー、樋口、関根、加藤-山科

ホ ン ダ(4勝1敗)
 000 130 0─4
 001 010 0─2
NECプラットフォームズ(5敗)
 (ホ)長谷川、金尾-田井
 (N)三木-中島

トヨタ自動車(5勝)
 202 024 0─10
 000 000 0─0
伊予銀行(2勝3敗)
 (ト)山根、平原-渡辺
 (伊)木村、内海、庄司-池田

デンソー(3勝2敗)
 013 000 0─4
 000 000 0─0
日  立(1勝4敗)
 (デ)ヘンダーソン、重藤、近藤、トレイナ-鬼沢
 (日)山中、小薗、泉-清原

太陽誘電(2勝3敗)
 000 000 0─0
 000 000 1X─1
ビックカメラ高崎(4勝1敗)
 (太)藤田-佐藤
 (ビ)上野-我妻

ペヤング(2勝3敗)
 402 100 1─8
 100 000 0─1
戸田中央総合病院(2勝3敗)
 (ペ)邱-古関
 (戸)五味、大平-篠田

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