松山 「体はだいぶ戻った」が…プレー内容には不満

[ 2013年11月13日 06:00 ]

9番、ラインを読む松山

男子ゴルフ 三井住友VISA太平洋マスターズ

(11月14日 静岡県御殿場市 太平洋クラブ御殿場コース)
 9ホールの練習ラウンドを終えた松山の表情には手応えと不安が交錯していた。心配された背中の状態については「体はだいぶ戻ってきている。振れるようになってきている」と回復ぶりを強調。ラウンド中に背中を伸ばしたり、腰を回すような動作を行うことはあったが、スイングへの影響は見られなかった。

 その一方で「ゴルフに関しては(好調時の出来に)ほど遠い。ずっと(練習を)やっていなかったので、アプローチは感覚が残っていたが、パットとショットは思うように打てていない」とプレーの内容には不満を示した。スタートした午前9時の御殿場の気温は5・3度。寒さのせいもあったのか、松山らしくないミスショットがあった。203ヤードの4番パー3ではティーグラウンドからのショットを2度続けてグリーン手前の池に打ち込んだ。パットに関しては「こんなに速いところ(グリーン)でやるのは久しぶり。打ちすぎないように気をつけたい」と速いグリーンにも警戒感を示した。

 それでも本番になれば力を発揮するのが松山。第2ラウンド直前で棄権した米ツアーHSBCチャンピオンズ以来の実戦へ向け「練習して詰めていきたい」と修正に意欲を見せていた。

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2013年11月13日のニュース