連覇狙う遼　松山は「高望みはできない状態」　ＶＩＳＡゴルフ開幕前日

　男子ゴルフの三井住友ＶＩＳＡ太平洋マスターズ開幕前日の１３日、２年連続３度目の大会制覇を目指す石川遼と、アマチュア時代の一昨年に優勝した松山英樹が静岡県太平洋クラブ御殿場でプロアマ戦に出場した。

　石川は「いい調整ができた。予選ラウンドは静かな気持ちで入りたい」と落ち着いた口ぶりで話した。

　新しくシャフトの短いパターを使う石川は、次々とパットを沈めた。前週はグリーンで不調だっただけに「自分のパットが良くなったのか、グリーンが合いすぎているのか分からない」と戸惑いながらも、コースとの相性の良さを実感した様子だった。

　松山はややショットがぶれる場面もあった。米ツアー、ＨＳＢＣチャンピオンズ（上海）は背中の痛みで１日の第２ラウンドのスタート前に棄権しており「練習でもいい球は打てていないので高望みはできない状態」という。「ただ、やるからにはいいスコアで回りたいので頑張りたい」と自分を奮い立たせるように話した。