日本 世界初の“秘策”「MB1」で欧州女王撃破!

[ 2013年11月13日 06:00 ]

<日本・ロシア>勝利し喜ぶ日本の選手たち

 バレーボールのワールドグランドチャンピオンズカップ女子大会第1日は12日、名古屋・日本ガイシプラザで行われ、世界ランク3位で昨夏のロンドン五輪で銅メダルを獲得した日本は同6位のロシアを3―1で下し、白星スタート。日本は世界を勝ち抜くために編み出した攻撃的布陣を初披露した。13日は米国と対戦する。

 “秘策”が勝利を呼んだ。日本は真鍋監督が「MB1」と称した「今までどこもやっていない」戦術で挑み、欧州女王ロシアを破った。「他国と同じ事をやっていても世界で勝てない」と得点力アップを狙い、ミドルブロッカー(MB)とも呼ばれるセンターを従来の2人から1人に減らし、アタッカーを4人に増やす布陣に挑戦。セッター中道にボールが向かうと4人のアタッカーが動きだす。第3セットには、リベロが入ってセンターがいない構成で9連続得点と勢いを示した。

 およそ1カ月の練習にもかかわらず、センターの代わりに入った迫田が得意のバックアタックなどで17得点。新戦力の石井が22得点を奪い、唯一のセンター大竹も速攻やサーブで持ち味を発揮した。中道は「攻撃の選択肢が増える。完成に近づけばもっと面白いバレーができる」と手応え。指揮官は成果を強調しながらも「(MB1は)次からは研究される」と気持ちを引き締めていた。

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2013年11月13日のニュース