福岡、3年前の雪辱果たす銅メダルに「すっきり」

[ 2013年8月29日 06:00 ]

男子66キロ級3位決定戦で、ブラジル選手(左)を破った福岡

世界柔道第2日 男子66キロ級

(8月27日 ブラジル・リオデジャネイロ)
 29歳のベテランは3年前の無念を晴らす銅メダルを手にした。「目標の世界一は達成できなかったけど、今はすっきりとした気持ち」。

 準々決勝で敗れた福岡は、気持ちを切り替えて敗者復活戦を勝ち上がった。地元の大声援を受けるチバナ(ブラジル)との3位決定戦では、相手の強引な投げが一本とコールされ、ジュリーの判断で技ありに訂正される場面もあった。「正直ヒヤッとしました」というが、そこから攻め返して大外刈りで一本勝ちした。

 60キロ級で初出場した10年東京大会はまさかの初戦敗退。そこから66キロ級に上げ、5月の選抜体重別では海老沼を破って代表に選ばれた2度目の挑戦。昨年3月に結婚した渚夫人(28)が10月上旬には第1子を出産予定で「結婚して応援してくれる人が増えた。生まれてくる子供の存在も力になった」と我が子に贈る銅メダルにもなった。

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2013年8月29日のニュース