北の湖理事長、日馬に失格の烙印「横綱の成績ではない」

[ 2012年11月26日 07:35 ]

白鵬(右)に敗れ肩を落とす日馬富士

大相撲九州場所千秋楽 

(11月25日 福岡国際センター)
 昇進場所で終盤に5連敗し、9勝6敗と成績を残せなかった新横綱・日馬富士に対する周囲の反応は厳しい。北の湖理事長(元横綱)は「9勝6敗は横綱の成績ではなく、本人は恥ずかしい気持ちなんじゃないか」と失格の烙印(らくいん)を押した。

 自身の現役時代は横綱として途中休場と全休を除いた51場所で1桁勝利がたった2度だっただけに「最低でも2桁は横綱の責任。常に優勝争いに絡んでいく気持ちでやらないといけない」と“綱の重み”を説いた。

 さらに、横綱審議委員会(横審)の重鎮、沢村田之助委員(歌舞伎俳優)は「綱の重みを思い知らされたと思う。期待が大きいので横綱は大変ですよ。9勝6敗という成績は残念ですが、まだまだこれからですね」と手厳しい。日馬富士は2場所全勝優勝と文句なしの成績で昇進したが、その前の今年夏場所は7勝7敗だった千秋楽でようやく勝ち越しと安定感に欠けていたのも事実。26日の横審の定例会合でも、各委員からやり玉に挙げられる可能性は高い。

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2012年11月26日のニュース