白鵬 34カ月ぶり綱対決激勝 次は北湖、朝青超え

[ 2012年11月26日 06:00 ]

支度部屋で次女・美羽紗ちゃんからキスされうれしそうな白鵬

大相撲九州場所千秋楽 

(福岡国際センター)
 先輩横綱の意地を見せた。白鵬が新横綱の日馬富士を左下手投げで破り、10年初場所千秋楽の朝青龍戦以来2年10カ月ぶりの横綱対決を制した。口から出血するほどの激しい一番だった。

 表彰式で4場所ぶりとなる賜杯を手にすると「ケガとかして苦しい時もあって、優勝に届かなかった。気持ちで負けないで、こういう時が来ると思っていた。(表彰式で)北の湖理事長と目が合って、久しぶりの感覚でした」と笑みをこぼした。

 今年は76勝で単独1位となる6年連続の年間最多勝となったが、07年の横綱昇進後は自己最少の2度の優勝に終わった。それでも「全体的に悪くはなかった。最後にいい形で締められたしね」と前向きに話した。貴乃花を超える23度目の優勝を果たし、「来年は北の湖理事長の24度、朝青龍関の25度に並んでいけたらという強い思いがある」と次の目標を宣言した。日馬富士というライバルが現れても、まだまだ主役の座は渡さない。

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