藤田 賞金王決定持ち越しも「相性いい」最終戦

[ 2012年11月26日 06:00 ]

18番グリーンでパットラインを読む藤田寛之

男子ゴルフツアー カシオ・ワールドオープン最終日

(11月25日 高知県芸西村 Kochi黒潮カントリークラブ=7300ヤード、パー72)
 藤田の賞金王決定は最終戦に持ち越しとなった。6番までに3バーディーを奪って一時は3位まで浮上。しかし、そこからスコアを伸ばせずにトップ10に食い込むのがやっとだった。「パッティングに苦しんだ。自分のストロークも定かじゃないので、ラインを決めきれなかった」とさばさばと振り返った。

 それでも、唯一逆転の可能性を残す2位の谷口との差は約3780万円に広げた。今週の日本シリーズJTカップ(29日開幕、東京よみうりCC)で谷口は優勝が最低条件。藤田は単独16位以上となれば、谷口の結果にかかわらず賞金王決定となる。同大会では昨年、一昨年と谷口を退けて連覇しており、絶対有利の状況に変わりはない。「近年の相性はいいですからね。いいイメージのままで臨めたらいい」と初のタイトルを目前にしても気負いはなかった。

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2012年11月26日のニュース