遼 単独トップに立つ 三井住友VISA太平洋マスターズ

[ 2012年11月10日 16:04 ]

スコアを3つ伸ばして単独トップに立った石川遼

 三井住友VISA太平洋マスターズ第3日(10日・静岡県太平洋クラブ御殿場=7246ヤード、パー72)は、2年ぶりのツアー10勝目を狙う石川遼が5バーディー、2ボギーの69で回り、通算11アンダーの205で今季初めて首位に立った。

 1打差の2位に松村道央や2戦連続優勝を目指すハン・リー(米国)金度勲(韓国)の3人がつけた。さらに1打差で藤本佳則とI・J・ジャン(韓国)が追う。昨年優勝のアマチュア、松山英樹(東北福祉大)は66をマークし、通算8アンダーの7位に浮上した。賞金ランキングトップの藤田寛之は2オーバーの51位。

 今季初優勝を狙う石川遼は、アウトは6番ロングでボギーをたたく。しかし9番ミドルでバーディーを取り返し、8アンダーの3位タイで折り返した。

 上位陣が高速グリーンに苦戦しスコアが伸びない厳しい闘いが続く。石川は10番ミドルでもボギーをたたいて暗雲が漂った。しかし続く11番ロング、12番ミドルを連続でバーディーを奪取。首位の金度勲に1打差に詰め寄った。

 さらに石川は16番ミドルで鮮やかなバーディーを奪って10アンダー。この時点では金が11アンダーとして石川は1打差だったが、金が17番をボギーとして、ついに二人が並んだ。

 息詰まる最終ホール、金がパーで先に10アンダーでホールアウト。最終組の石川は517ヤードと短めのロングホール、ティーショットは330ヤード余のビッグドライブ。セカンドをグリーン手前に置いて、第3打はピタリと1メートル以内につけた。これを慎重に沈めてバーディー。石川は今季初めて、ついに決勝ラウンド最終日を単独トップで迎えることになった。

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2012年11月10日のニュース