7人制女子に京大卒選手 リオで関係者80年ぶり出場だ

[ 2012年11月10日 06:00 ]

女子7人制ラグビーのシニアアカデミーに参加した京大卒の竹内亜弥

 女子7人制ラグビー日本代表を目指す強化合宿「シニアアカデミー」が9日、都内でスタートし、京大卒の竹内亜弥(26=世田谷レディース)ら10人が参加した。竹内は7人制ラグビーが正式種目となる16年リオデジャネイロ五輪に京大関係者として80年ぶり3人目の五輪出場を狙う。

 勤務先の「新潮社」に休暇を取って参加している竹内は「リオは目標です」と力を込めた。中学校から大学まで10年間はバレーボールのエース。京大アメリカンフットボールの活躍を見て「コンタクトスポーツをやりたい」と社会人からラグビーを始め、3月に7人制日本代表候補となった。

 現在は午前9時半の出社前に毎日1時間以上トレーニングを積んでいる。京大によると、学校関係者で五輪出場者は36年ベルリン五輪三段跳びで金、銀メダルの田島直人と原田正夫の2人。ノーベル賞受賞者6人より少ないが、竹内は「正代表が一番の目標」と意欲を見せた。

 ◆竹内 亜弥(たけうち・あや)1986年(昭61)8月5日、岐阜県岐阜市生まれの26歳。愛知県の滝中学・高校から京大文学部哲学科に進学。現在は新潮社に勤務し、営業職で東京駅など都内の各書店を回っている。1メートル68、63キロ。

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2012年11月10日のニュース