小塚 ファイナル意識しすぎてミス連発「曲がかかって力入りすぎた」

[ 2012年11月10日 07:45 ]

男子SPで3位につけた小塚崇彦

GPシリーズ第4戦ロシア杯

(11月9日)
 ミスが相次ぎ、得点が思うように伸びなかった小塚は唇をかんだ。「ジャンプのミスが出てしまったことが大きい。ステップのレベルも(最高の4ではなく)3で止まった」。

 いきなり4回転トーループが回転不足で減点となり、リズムに乗れなかった。3回転半ジャンプではバランスを崩し、リンクに手をついた。

 第1戦のスケートアメリカで優勝し、気持ちに余裕があるのかと思いきや、本人は周囲が思っている以上緊張していた。「曲がかかったとき、力が入りすぎてしまった。ファイナル進出という気持ちが強すぎた」。昨季GPシリーズで優勝がなく、世界選手権でも11位だったことが、小塚を不安にさせていたようだ。

 逆転優勝は厳しい状況だが、3位以内ならばファイナル進出が決まる。「燃えるような闘志は力が入ってしまう。落ち着いた、引き締まった感じで滑りたい」と気持ちを整えてフリーに挑む。

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2012年11月10日のニュース