康生新監督 初の強化委員会 再建へ「情熱、創意、誠意」

[ 2012年11月10日 06:00 ]

 全日本柔道連盟の新強化体制初の強化委員会が9日、千葉市内で行われた。男子の井上康生新監督は「勝ちたいという情熱、工夫する創意、代表としての誠意という3つのキーワードで強化していきたい」とあいさつ。100、100キロ超級の担当コーチとして起用した鈴木桂治コーチについて「現役時代はライバルだった彼の力が金メダルゼロという惨敗から立て直すためには絶対に必要だった。心強いです」と話した。

 一方、鈴木コーチは「(東海大と国士舘大の)監督として戦うのが理想だったけど、こういう形で(一緒に)やれるのはうれしい」と強力タッグ結成に気持ちが引き締まった様子。「まだ世界の頂点を目指すのは難しい階級だけど、いい柔道をする選手はいる。鍛えて結果を残す喜びもみつけていきたい」と話し、自らは完全に現役を引退することも表明した。

 ≪五輪戦士ゼロに≫全日本柔道連盟は9日、講道館杯(10、11日・千葉ポートアリーナ)の欠場選手を発表。ロンドン五輪女子70キロ級代表の田知本遥(東海大)、78キロ級の緒方亜香里(筑波大)もケガの影響で欠場となり、ロンドン五輪代表で出場する選手はゼロとなった。

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2012年11月10日のニュース