佳菜子 SP伸びず6位 転倒も「挽回できる」

[ 2012年11月10日 06:00 ]

SP6位と出遅れた村上

フィギュアスケートGPシリーズ第4戦ロシア杯第1日

(11月9日 ロシア・モスクワ)
 女子ショートプログラム(SP)が行われ、村上佳菜子(18=中京大中京高)は56・78点で6位と出遅れた。演技終盤の3回転フリップで転倒して得点が伸びず。昨季の世界ジュニア選手権銀メダリストのグレーシー・ゴールド(17=米国)が、自己ベストの62・16点をマークして首位に立った。

 18歳から持ち前のスマイルが消えた。演技を終えた村上が両手を頬にあてた。10月のスケートカナダで3位に入り、今大会で優勝すればファイナル進出が決まるが、SPでまさかの6位発進。ステップから始まる演技構成で最初のジャンプのダブルアクセルは決めたものの、3―3回転のコンビネーションは回転不足で、基礎点が1・1倍となる演技後半の3回転フリップで転倒した。「(フリップは)跳び上がった時は良かったけど、着氷ではねてしまった」と悔しさをにじませた。

 今月7日の18歳の誕生日は、モスクワで迎えた。「学校の友だちがメールしてくれて、凄くうれしかった」。来春からは浅田が在学中の中京大に進学する意向も持っている。

 高校生活最後のシーズンで狙っているのは、14年五輪開催地のソチで開催されるGPファイナル(12月6日開幕)出場だ。順位では出遅れたが、トップのゴールドとは逆転可能な5・38点差。「思い切り挽回できると思う。頑張りたい」と10日のフリーでの逆襲を誓っていた。

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2012年11月10日のニュース