五輪復帰へソフトボール&野球がタッグ!

[ 2012年11月1日 06:00 ]

 国際ソフトボール連盟(ISF)は30日、米テキサス州ヒューストンで臨時総会を開き、20年夏季五輪での実施競技復帰を目指し、国際野球連盟(IBAF)と統合して新たな国際連盟を創設することを決めた。名称は未定だが、草案では「国際ソフトボール野球連盟(ICSB)」となった。

 ソフトボールは12年のロンドン五輪で実施競技から除外され、16年のリオデジャネイロ五輪でも落選。日本をはじめ各国で強化費などが削減され、注目度も落ちた。当初は米大リーグでドーピング問題が深刻な野球との協力に否定的な声が強かった。臨時総会でも「野球にのみ込まれる」「ソフト男子や野球女子の将来の芽を摘んでしまう」などの意見が出たが、五輪復帰を最優先させた苦渋の決断となった。

 書面投票で可否を諮っているIBAFも、合併に障害はないという。ISFの宇津木妙子副会長は「(五輪復帰を目指す)日本としては一歩踏み出せた。これからは野球とタッグを組んでやっていきたい」と話した。

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2012年11月1日のニュース