琴奨菊と琴欧洲 カド番脱出へ気合の三番稽古

[ 2012年11月1日 06:00 ]

三番稽古をこなした琴欧洲(左)と琴奨菊。カド番脱出へ立ち合いについて話し合う

 大相撲九州場所(11日初日、福岡国際センター)で初のカド番を迎える大関・琴奨菊(28=佐渡ケ嶽部屋)と5度目のカド番となった琴欧洲(29=同)が31日、福岡・久山町の佐渡ケ嶽部屋で三番稽古を行った。

 この日は琴欧洲が9勝5敗と琴奨菊を圧倒。それでも「足は大丈夫だが、右肩はまだ本調子ではない。立ち合いもまだ本来のものじゃない」と琴欧洲は不満顔で、動きのぎこちない琴奨菊も「まあボチボチ。これからピッチを上げていかないと」と慎重だった。今場所は大相撲史上初めてカド番が3人(もう1人は把瑠都)の異常事態。2横綱5大関時代で激しいつぶし合いが見られそうだが、稽古を見守った師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇・琴ノ若)は「2人とも問題ない。これから番数を増やしていけば大丈夫」と不安なしを強調した。

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2012年11月1日のニュース