柔道男子 井上康生氏が新監督に!11月5日にも発表

[ 2012年11月1日 02:00 ]

日本男子柔道の監督に就任することが決まった井上康生氏

 ロンドン五輪で史上初の金メダルなしに終わった柔道男子の日本代表監督に、2000年シドニー五輪100キロ級金メダリストの井上康生氏(34)が就任することが31日、全日本柔道連盟(全柔連)関係者の話で分かった。篠原信一監督(39)続投の方針が変更された。11月5日にも指導陣が発表されるという。

 五輪の惨敗で日本男子はお家芸としての威信が失墜した。16年リオデジャネイロ五輪に向け、実績、知名度抜群で日本男子のコーチでもある井上氏が再建の担い手として抜てきされた。女子の園田隆二監督(39)は留任する。

 関係者によると、吉村和郎強化委員長は篠原監督の続投を強く支持し、08年北京五輪後から指揮を執る同監督も前向きだった。しかし歴史的な敗北を重く見た全柔連上層部は、熱意にあふれ、誠実な人柄で現場の選手やコーチ陣から信望の厚い井上氏を一転して昇格させることにした。

 宮崎県出身の井上氏は華麗な内股で一時代を築き、04年アテネ五輪では日本選手団主将を務めた。世界選手権と全日本選手権では3連覇。08年に現役を引退し、英国留学後の11年に日本男子コーチと母校の東海大副監督に就いた。

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2012年11月1日のニュース