玉乃島 涙の断髪式「これで本当に終わるのかという思い」

[ 2012年6月11日 06:00 ]

整髪を終え、玉飛鳥にネクタイを直してもらう玉乃島改め西岩親方

 昨年の九州場所で引退した元関脇・玉乃島の西岩親方(34)が10日、東京・両国国技館で断髪式を行い、前師匠の楯山親方(元関脇・玉ノ富士)、幕内・雅山、新日本プロレスの真壁刀義ら約360人がはさみを入れ、師匠の片男波親方(元関脇・玉春日)が大銀杏(いちょう)を切り落とした。

 土俵に上がれない女性にも断髪式に参加してもらうため土俵の横にステージを設置。母の百子さんにはさみを入れられると思わず涙を拭い「これで本当に終わるのかという思い。でも、まげを落とさないと前に進めない」と語った。今後は部屋付き親方として後進の指導に当たるとともに「子供に興味を持ってもらいたい」と普及にも力を入れる。10月には故郷の郡山市で相撲教室を行う。

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