羽生　フリーはトップも「どちらかというと悔しい」

＜フィギュア全日本選手権＞優勝した高橋大輔（中央）は２位の小塚崇彦（左）、３位の羽生結弦と記念撮影

フィギュアスケート全日本選手権第２日　男子フリー

（12月24日 大阪・なみはやドーム）
　ＳＰ４位の羽生がフリーはトップの１６７・５９点をマークし、初の表彰台となる３位になった。冒頭の４回転トーループ、３回転半―３回転―２回転の高難度の連続ジャンプに成功。ロシア杯でＧＰシリーズ初優勝を飾るなど成長著しい１７歳は技術力の高さを見せつけた。

　それでも演技後は膝を叩いて悔しがった。最後の３回転サルコーが１回転になるミス。ＧＰファイナルに続いて同じジャンプで失敗し「気持ちが空回りした。成長できてないですね。全体的な出来は良かったけれど、どちらかというと悔しい」と唇をかんだ。

　初の世界選手権代表入りは確実だ。日本のホープは「先輩たちに追いつけるように頑張りたい」と前を向いた。