今度こそ?優作 悲願の初Vへ2位にピタリ

[ 2008年11月30日 06:00 ]

18番、宮里優作はイーグルパットを外し悔しがる

 【カシオ・ワールドオープン】悲願の初優勝を狙う宮里優作が、4打差2位の好位置で最終日に挑む。最終18番パー5では残り250ヤードを3Wでグリーン右奧に2オン。8メートルのイーグルパットは決まらなかったが、きっちりとバーディーパットを沈めて70でまとめた。

 6バーディー、4ボギーと出入りの激しいゴルフながら2位グループに並んだ。アテスト会場では「最終組で回りたいから早く出しました」と最終日最終組に入れるように同じ2位の宮瀬よりも早くスコアカードを提出した。「ガチガチの中でどれだけのゴルフができるか。(今後)たくさん勝つために、そういうことが必要」とあえて自分にプレッシャーをかけた。

 昨年大会は3打差の4位から出て、結局4位に終わった。「なかなか勝てないけど、いろいろやってつかんでいくものだと思っている」。アマチュア時代から大器と言われた宮里3兄弟の次男も気がつけばプロとしてツアー6年目。「まず自分に勝ちます」と初勝利へ鼻息が荒かった。

 ≪厳戒態勢も問題なし≫爆破事件の影響で3日連続の厳戒態勢が敷かれる中、2日目より約2000人多い4470人のギャラリーが観戦に訪れた。最終組がホールアウトする直前、コースそばの国道を走行中の街宣車の音がかすかに聞こえた程度で、大きな問題もなく3日目も終了。街宣車4台などの影響で、一時道路が渋滞するなどしたものの、安芸署は「ゴルフ場への抗議などでもなく、大会運営には問題は起きていない」と説明していた。

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2008年11月30日のニュース