湯本が自己最高8位/W杯個人第1戦

[ 2008年11月30日 00:40 ]

 ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプは29日、フィンランドのクーサモで個人第1戦(HS142メートル、K点120メートル)を行い、24歳の湯本史寿(東京美装)が2回とも121・5メートルを飛び、229・9点でこれまでの自己最高の21位を上回る8位に入った。

 18歳の栃本翔平(雪印)が2回目に127メートルをマークし、自己ベストの10位となった。シモン・アマン(スイス)が131メートル、126・5メートルの260・5点で制し、通算4勝目を挙げた。
 個人第1戦の後、前日に中止となった団体第1戦を1回勝負で実施した。

 ≪“自分の世界に入って”…≫ジャンプで進境著しい湯本が開幕戦で大健闘した。初めて1けた順位を刻み「すごい。うれしい」と満面の笑みを浮かべた。
 1回目はK点を1・5メートル越えた。その後に追い風が強くなり、強豪がなかなか飛距離を伸ばせない幸運も重なって、6番手につけた。重圧がかかる2回目も失速しなかった。これまで精神面が課題だっただけに「なるべく周囲に惑わされないようにした。自分の世界に入ってうまくまとめられた」と喜んだ。

 ▼伊東大貴の話 駄目でした。悔しい。厳しい条件とは思ったが、ここまで対応できないとは…。

 ▼栃本翔平の話 悪いわけではないが、しっくりこない。(2回目の好結果は)たまたまです。

 ▼竹内択の話 失敗した。逆転できるチャンスだったのに…。団体に向けて気持ちを切り替えたい。(共同)

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2008年11月30日のニュース