さくら 5バーディー猛チャージ

[ 2008年11月30日 06:00 ]

ギャラリーの声援に笑顔で応える横峯さくら

 【LPGAツアー選手権リコー杯第3日】地元宮崎のファンの声援を受けて、横峯さくらが5バーディーと猛チャージをかけてイーブンパーまで戻した。シーサイドコース特有の上空を舞う風に苦しんできたが、風対策が効果を発揮した。「ぎりぎりまで(クラブの)番手を決めないようにして、その時に吹いた風を考えて打ちました」と満足そうにラウンドを振り返った。右に押し出し気味だったパッティングも契約するダンロップの関係者にチェックしてもらい、少しハンドファーストに構えるように変えたら修正できた。

 姉の留衣(26)の励ましにも元気付けられた。28日に行われた3次予選会を突破した留衣に祝福の電話を入れたところ、逆に「最後まであきらめないでね」と励まされたという。1度はあきらめかけた賞金女王に再び挑む最終日。「5打差は狙えない位置じゃない。5アンダーを目指して頑張りたい」と奇跡的な大逆転を狙っていた。

 ≪不動3アンダー3位に浮上≫過去2回優勝している不動が、4バーディー、ノーボギーで通算3アンダーまで伸ばし、優勝争いに割って入ってきた。「きょうは朝からアプローチを多めに練習したので、かみ合いました。(インでは)中途半端な距離がなくなったので、スコアが良くなりました」と後半だけで4バーディを奪った。去年は2位に5打差の単独首位で最終日を迎えながら古閑に大逆転負け。その話題に触れられると「“心の傷”が…。でもそういうことは忘れて、頑張ります」と笑顔で受け流した。

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2008年11月30日のニュース