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【旅ヂカラ漫遊記】世界遺産の町ドブロブニク“アドリア海の真珠”

スルジ山から望むドブロブニク旧市街。城壁に囲まれ、手前には新市街も
Photo By スポニチ

 今回は海外編第2弾。ヨーロッパで人気のクロアチア南端にあるドブロブニクを訪ねた。“アドリア海の真珠”として知られる世界遺産の町で、コバルトブルーの海、オレンジ色の瓦屋根、エメラルドグリーンの島など、まるで一幅の絵を見ているよう。スタジオジブリの作品の舞台になったといわれる絶景は、これまで出合ったことのない別世界だった。

 「ワオ~」。ドブロブニク空港からバスで約30分。車窓から紺碧のアドリア海に浮かぶオレンジ色の町並みが飛び込むと、一斉に歓声が上がった。ここが世界遺産のドブロブニク旧市街。15~16世紀に、伊ベネチアと並ぶ海洋貿易都市として栄えた町だ。

 その美しさは背後にそびえるスルジ山(標高412メートル)山頂の展望台にロープウエーで登ると、いっそう際立つ。8世紀ごろ建造されたという城壁に囲まれた旧市街だけでなく、同山麓に広がる新市街、沖合に浮かぶ島などが一望の下。まさに息をのむような景観だ。

 展望台に隣接した「パノラマレストラン」で海鮮料理に舌鼓を打った後は、下山して1周約2キロの城壁巡り。ボスニア・ヘルツェゴビナ領に囲まれ、クロアチアの飛び地になっているドブロブニクの旧市街を外敵から守り抜いてきた砦(とりで)だけに、高さ約20メートル(平均)、幅約5メートルと堅牢(けんろう)だ。

 入り口の一つ、ピレ門の階段を上るとメインのプラツァ通りが真下に延びる。周囲には1483年に造られたオノフリオの大噴水、世界で3番目に古い薬局があるフランシスコ会修道院と鐘楼、ルジャ広場と30分ごとに鐘が鳴らされる鐘楼などが点在。高さ25メートルと最も高所にあるミンチェタ要塞(ようさい)からは旧市街やアドリア海など、スルジ山からとはまた違った180度のパノラマが広がる。

 オレンジ色の屋根に目を移すと一部色が違う。「91年、ユーゴスラビアから独立する際、ユーゴ軍から砲弾が浴びせられ、多くの建物が崩壊。数年がかりで修復した後です」と女性ガイド。一見、平和に見える世界遺産の町だが、その陰には悲しい歴史もあったのだ。

 1周して約1時間半。途中急な坂もあるが一向に気にならず、空中を散歩しているよう。その景観は宮崎駿監督のアニメ「紅の豚」などのモデルになったともいわれる。英国の劇作家バーナード・ショーはドブロブニクを「地上の楽園」と称したというが、気持ちの高揚は確かに楽園がもたらしてくれたものだろう。

 翌日はドブロブニクのグルージュ港から日帰りのエラフィティ諸島クルーズに出掛けた。帆船を小さくしたような船で3つの島を巡るツアーで、まずは約30分でコロセップ島へ。3島の中で一番小さく、海岸沿いにオシャレな家が並ぶのどかな島。海にはウニがたくさんいて、思わず採りたくなるほど。

 次は同島から約50分の一番大きいシパン島。15世紀にドブロブニクの貴族の多くが別荘を建てた場所でワインの名産地。村ではオリーブやイチジク、柑橘(かんきつ)類などを育てている。

 最後はそこから約1時間のロプド島。入り口には教会があり、こちらもオリーブやブドウなどの栽培が盛ん。石造りの家はヤシ、オレンジなどの木々に囲まれ、南国ムードたっぷりだ。グルージュ港に帰るまで約8時間。いずれ劣らぬトロピカル・アイランドだった。

 ドブロブニク空港下に洞窟があった!その名も「ジュロビチャ洞窟」。入り口までは車で2~3分。中に入ると大きな岩石が天井から下がったり地表から突き出たりして洞窟というより鍾乳洞のよう。途中、ワインやジュースなどの試飲もできて予想以上に楽しめた。関係者によると、これまでに発見、調査された洞窟の数はクロアチアが世界一だそうで、こんな場所にあるのも納得。まさに穴場だ。

 ▽行かれる方へ 今春、トルコ・イスタンブールのアタチュルク空港からドブロブニク空港へターキッシュエアラインズ直行便が就航(1日1便)。通貨はクーナ。ユーロも使える。ロープウエー往復運賃、城壁入場料とも約1900円。クルーズは食事付き約5200円。問い合わせは同航空東京支社=(電)03(3435)0421。

[ 2016年9月14日 05:30 ]

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