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【だから元気!】天童よしみ ナメたらアカン!梅干しパワー

[ 2019年7月5日 12:00 ]

天童よしみの元気の源は「紀州小坂農園」の梅干し
Photo By スポニチ

 演歌界の元気印と言えば、大ヒット曲「珍島物語」で知られる天童よしみ(64)。伸びやかな歌声で多くの人を元気づけている。その力の源は、生まれ故郷の和歌山の名産である梅干し。一粒にあふれる力を実感し、今日もステージで元気いっぱいに歌っている。 

 私って元気なイメージがあるでしょ?でも、特別に何かをしているわけではないんですよ。普段の生活の中で、健康でいるためにちょこっとだけ気を使っています。

 まずは梅干しを食べること。母の実家が和歌山で、南高梅の産地です。中でも「紀州小坂農園」の梅干しが一番おいしい。大きなハウスで作っていて、結構人気なんですよ。いつも送ってもらって、一年中食べてます。

 梅干しを食べると唾液が出てくるので、これは乾燥を防ぐための手段ですね。粘膜にしっかり膜が張るので、喉に一番効きます。あとは血液がサラサラになって循環が良くなる。らっきょうもそうですけど、たった1粒で効果が出ますから。すごいですよね。

 梅干しはやっぱり酸っぱいでしょ。私も苦手だったんですよ。でもね、はちみつ入りの梅干しは甘くて食べやすいんです。1日3粒ぐらい食べますよ。ご飯の時はもちろん、コンサートの本番前に楽屋でお茶と一緒にいただいたり。持って行ける範囲で小さな入れ物で持って行きます。

 喉は商売道具ですから気を付けてますね。最近は、歌う前の楽屋で熱々のおしぼりを絞って、首に巻いてます。血液の循環が良くなるので。あとは、♪舐(な)めたらアカン~の「VC3000のど飴(あめ)」も、もちろん大事ですよ(笑い)。

 食べ物は同じモノを2、3日続けて食べないことを心がけてます。「卵焼きを昨日食べたな」と思ったら、今日は食べない。昨日はお魚を食べなかったから、今日は食べようとか。それだけでバランスが良くなるでしょ?全然難しいことじゃないんです。

 それと、子供の頃におばあちゃんから教わった合言葉の「まごわやさしい」ですね。ま=豆、ご=ごま、わ=わかめ、や=野菜、さ=魚、し=しいたけ、い=いも、です。食事の時にこれを心がけると、もっとバランスが良くなります。

 お酒は飲めないんですよ。最近はみんなで焼き肉に行くと「氷レモン」。たっぷりの氷に炭酸水を入れて、レモンをギュッと搾る。これでお酒を飲んだ気分になるし、食欲も倍増。これからの暑い夏にピッタリですよ。

 ほかにやっていることといえば、脚の運動ですね。仕事で全国に行くので、乗り物に乗っていることが多いんですよ。だから、あまり歩かない。でもステージに立つのが仕事ですから。できる範囲で運動をやってます。

 場所は家の中の階段。それも下から3段だけ。この3段を上って、下りる。これを20回ぐらい繰り返すんです。えっと思うでしょ?これが結構しんどいんですよ。めちゃめちゃ太腿にきますよ。

 階段の一番上まで上って、下まで下りてを繰り返すのはちょっと大変。「もうイヤっ」と思ったらストレスがたまるから、負担にならないようにやること。「これをやらないとおいしいモノを食べられないよ」と、自分に言い聞かせてやってます(笑い)。

 それと、お洗濯が大好きなんです。洗剤は「ボールド」!香りが好きでね~、いつもコレ。CMに使ってくれへんかな?(笑い)

 自宅にいる時は毎日洗濯をします。干すのが好きでね。たたむのは苦手なんやけど…。洗濯物を干すときに腕を伸ばして高く上げる。毎日やってると、それが運動になるんですよ。私みたいに背が大きくない人は特にそうやと思う。生活の中で少し工夫をするだけで、健康でいることはできるんです。小さな努力も、♪舐めたらアカン~ってことですね!

 ≪ラブソングに初挑戦≫今年は天童にとって挑戦の一年になる。新曲「大阪恋時雨」を先月19日に発売したばかり。これが自身初のラブソングだ。

 「ショッピングモールの歌姫」と呼ばれるシンガー・ソングライター、半崎美子(38)による、男女の別れの曲。天童は「大阪のソウルバラード」と呼んでいる。上田正樹「悲しい色やね」、やしきたかじん「やっぱ好きやねん」、BORO「大阪で生まれた女」といった名曲があるが「大阪恋時雨もこうした曲に続きたい」と力を込めた。

 キャンペーンではショッピングモールを回る。先月22日に埼玉県越谷市のイオンレイクタウンへ。「子供さんから年配の方まで見てくれた。あれだけのお客さんが集まってくれると気持ちいい。今までにない拍手の響きがあった」と手応えも十分。6日には大阪・阿倍野キューズモール、13日は愛知・エアポートウォーク名古屋で歌う。

 ◆天童 よしみ(てんどう・よしみ)1954年(昭29)9月26日生まれ、和歌山県出身の64歳。4歳から大阪で育つ。幼少期からのど自慢番組で活躍。72年に日本テレビ系「全日本歌謡選手権」で10週連続で勝ち抜き、グランドチャンピオンになり歌手デビュー。96年発売の「珍島物語」がミリオンセールスの大ヒット。NHK紅白歌合戦に23回出場、紅組トリを3回務めた。17年の第59回日本レコード大賞で最優秀歌唱賞を受賞。

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