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【祥子 酒と湯宿と男と女】長野・野沢温泉 肌に浸透 天然の化粧水

[ 2016年4月27日 05:30 ]

露天風呂に身をゆだねる祥子
Photo By スポニチ

 グルメ、旅、健康などの最新情報で好評連載中の「超刊スポニチ」に“謎の美女”祥子(31)が登場!題して「酒と湯宿と男と女」。お色気たっぷりの祥子が日本全国の魅力あふれる温泉とうまい地酒に酔いしれながら、男も女も“元気になる”と評判のよりすぐりの名湯を紹介します。1回目は長野県野沢温泉村の野沢温泉です。

 北陸新幹線飯山駅から直行バス「野沢温泉ライナー」で約25分。山あいの集落から温泉特有の硫黄の香りが漂ってきました。ここが野沢温泉。野沢菜発祥の地で、日本温泉科学会編「温泉学入門」(コロナ社)の温泉番付で「張出横綱」にランクされる名湯なんです。

 なにしろ源泉は30以上、やや熱め(40~87度)ですが源泉掛け流しの外湯(共同浴場)が13カ所もあるんですよ。泉質はほとんどが弱アルカリ性硫黄泉で、神経痛やリウマチ、胃腸機能低下などに効果的とか。もちろん、20軒以上ある旅館・ホテルも大部分が源泉掛け流し。私はその一つ「野沢温泉ホテル」の露天風呂に身をゆだねました。

 温泉協会によると、天気や気圧の関係でお湯の色が乳白や緑などに変わるそうで、この日は晴れのせいか無色透明。外の風を感じながらゆったり入れる心地良い温度で、お湯も柔らかくて肌にすっと浸透する感じ。まるで天然の化粧水!同行したオジさま記者も私の肌に触れながら「ずいぶんスベスベになったね」と驚いていました。体の方もやさしくもみほぐしてくれるようで、まさに癒やしの湯。20代に若返った気分でした。

 温泉は飲むこともできて、ホテル玄関に設けられた飲泉場で口にふくむと甘くてゆで卵のような味。確かに胃腸が元気になりそうでした。野沢菜などの野菜をゆでたりして“村の台所”といわれる湯だまり・麻釜(おがま)などでは、生卵を20分入れておくと温泉卵ができるんですって。

 お風呂上がりはやっぱりお酒。温泉街で見つけた「水尾」は関東信越国税局酒類鑑評会で最優秀賞に輝いた銘酒で、隣町・飯山市の田中屋酒造店に寄りました。酒米に金紋錦を使った純米吟醸や特別純米酒などを試飲したのですが、口に入れた瞬間、爽快感とやさしい甘みが広がり、水のように飲めてしまうほどのおいしさ。聞けば造り水も野沢温泉の天然湧水を使用。お湯どころか水でも酔わせるなんて…。火照った体を冷ますのが大変な夜でした。

 ◆祥子(しょうこ) 1985年(昭60)4月13日、熊本県生まれ。週刊ポスト「謎の美女」シリーズで話題に。MXテレビ「バラいろダンディ」(水曜レギュラー)出演中。DVD「とある綺麗なOLさんの妄想」が販売中で、6月3日に最新写真集「椿」を発売。1メートル64、B85W58H86。血液型A。

 ◇野沢温泉◇

 ▽アクセス 車は上信越道豊田飯山ICから国道117号。田中屋酒造店は飯山駅から徒歩15分

 ▽日帰り温泉 外湯のほかにふるさとの湯(500円)

 ▽宿泊 旅館・民宿約250軒。野沢温泉ホテルは1泊2食付き1万1800円から

 ▽問い合わせ 野沢温泉観光協会=(電)0269(85)3155

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