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【飯豊まりえ マチメシ!】絶品明石焼き 1つで3度おいしい“ハットトリック”

[ 2019年5月22日 12:00 ]

出汁がしたたる明石焼きを堪能する飯豊まりえ(撮影・荻原 浩人)
Photo By スポニチ

 女優の飯豊まりえ(21)が町の中華、洋食、喫茶店などを食べ歩きしながらオジさんたちと交流する連載「マチメシ!!」。令和最初の今回は、関東では珍しく「明石焼き」を看板メニューに掲げる埼玉・戸田公園の「あかし玉子焼き たこ壱」です。先入観を覆す“1つで3度おいしい”その味とは――。

 明石焼き。兵庫県明石市のソウルフードって聞いたことがあります。そんな明石焼きを看板メニューにしているお店があると聞いて行ってきました。

 JR戸田公園駅から徒歩1分。お店の外のテラス席にいた赤ら顔のオジさま3人が「こっち、こっち!温めておいたよ」と、席を譲ってくださいました(笑い)。常連さんなんですって。お店の人にマチメシの取材があることを聞いて、特等席を確保してくださっていたみたいです。愛称の「まりえってぃー」とか、ドラマの役名だった「メグリン」って呼んでくださって、いきなり仲間に入れていただいた気分です。

 オジさまたちの薦めで「ハーフ&ハーフ」(650円)を注文しました。明石焼き10個のうち中身の半分がたこ、半分が穴子という人気メニューです。

 うわぁ、かわいい!ぷるっとした黄色い明石焼きが赤いプレートに乗っています。おいしそうに湯気が立ってて、お出汁(だし)もいい香り。これは我慢できません!さっそくいただくと…。あ、あひゅーい(涙)。とっても熱いです。

 うん、おいしいっ♪ふわふわでとろっとろ!たこ焼きっぽい生地を想像していたけど、まったく違う卵ベース。生地がふっくらしていて、女子に分かりやすく例えるとスフレのようです。すごい上品で高級感があります。

 たこはコリコリと歯ごたえがあって、大きすぎないカットが女性にも優しい。穴子の方は、焼き穴子の香ばしさが生地とよく合います。たこも穴子も明石産なんですって。

 そして、このお出汁!カツオと昆布、アゴで取ったお出汁はさっぱりしていて大好き。たくさん浸してたりして味の変化も楽しめます。お出汁はジューシー、生地はふわふわ、たこはコリコリ。1つで3度おいしい!味に飽きないし、いくらでもいけちゃう♪

 「小さい時からずっと食べていたので、いつか明石焼きの店をやりたかった。4年前に脱サラして開店しました」

 オーナーの藤井達也さん(54)は明石出身。サッカーの強豪、武南高校に入るため約40年前にここ埼玉に来たんですって。そういえば、お店のテレビにはずっとサッカーの試合が流れていて、サッカー選手のサインもたくさん。おっ、サッカー情報満載の愛読紙スポニチも発見!

 「明石焼きとサッカーがお店のコンセプトなんです」。藤井さんって高校2年の時、1981年度の全国高校サッカー選手権で優勝しているんですって!お店に飾ってある写真パネルは優勝した瞬間だそうです。藤井さん、かっこいい!

 オジさま3人は藤井さんと同じシニアチームに所属しているサッカー仲間。もとは高校時代のライバルだったりしたそうです。数十年たって、同じチームで一緒にプレーしているなんて素敵です。

 「おいしそうに食べるね。食べるの好きかい?」

 「はい♪“ご飯が豊か”と書いて飯豊なので」

 「うまい!座布団1枚!」

 オジさまに褒められました♪絶品だけではなく、素敵な方々と触れ合えるのもこの連載の醍醐味(だいごみ)。令和も最高の出会いを求めて、マチメシを巡っていきます。

 ≪“ジャンク感”のたこ焼き≫「たこ壱オリジナル たこ焼き」(10個入り、600円)も絶品です。明石焼きの生地にネギ、紅ショウガ、天かすをまぜて作ったたこ焼き。ふわふわした生地にネギのアクセントがとってもいい。上品な明石焼きに比べて、ソースとたっぷりマヨネーズで“ジャンク感”があって、こちらもクセになる味です。明石焼きとの食べ比べをオススメします。

 ◇あかし玉子焼き たこ壱 「明石のたことホタテのシーフードサラダ」(680円)や「ナンピザ キーマカレー風」(480円)など明石焼き以外にもメニューは豊富。埼玉県戸田市本町4の11の19。JR戸田公園駅から徒歩1分。(電)048(280)6239。営業は月~金曜午後5時~深夜0時。土曜、祝日は午前11時半~深夜0時。日曜定休。店内にスポニチ以外の新聞、雑誌等はなし。

 ◆飯豊 まりえ(いいとよ・まりえ)1998年(平10)1月5日生まれ、千葉県出身の21歳。12年に女優デビュー。公開中の米映画「名探偵ピカチュウ」でヒロインの日本語吹き替えを担当。22日から5夜連続放送のテレビ朝日ドラマ「白い巨塔」に出演する。1メートル67。血液型B。

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