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【祥子 酒と湯宿と男と女】田園地帯にたたずむ“美泉”に心洗われて

[ 2018年3月28日 12:00 ]

悠湯里庵の武尊神社が見える露天風呂でくつろぐ祥子※特別にタオル使用
Photo By スポニチ

 お色気たっぷりの“謎の美女”祥子(32)が温泉と地酒に酔いしれながら男も女も元気になる名湯を紹介する「酒と湯宿と男と女」。今回は群馬県川場村の川場温泉です。のどかな田園地帯にたたずむ温泉で、訪ねた「かやぶきの源泉湯宿 悠湯里庵(ゆとりあん)」は、かやぶき屋根と美肌の湯が売り物。一方で電動カートやケーブルカーもあって、味わい深い名湯でした。

 JR上越新幹線上毛高原駅から車で約45分。一面に広がる田園地帯の向こうに何棟ものかやぶき屋根の家が見えてきました。ここが悠湯里庵。8年前に誕生、5年前に別館「悠山」がオープンしたということですが、館内に足を踏み入れてビックリ。移動用の電動カートがあるかと思えば、ケーブルカーで上る展望台(標高641メートル)まであるんです。

 「かやぶき屋根の家は全国から古民家を移築したもの。カートは館内が広いためで、展望台はお客さまに美しい景観を見てほしいから」と女性係員。確かに展望台からの眺望は日本の原風景を見るよう。心洗われる思いで、1755年(宝暦5)に創建されたという武尊(ほたか)神社が見える露天風呂「武尊乃湯」に身を沈めました。

 お湯は湧出量毎分108リットルという2本の源泉から引かれる無色透明のアルカリ性単純温泉(9・2)。神経痛や筋肉痛はもちろん、美肌効果も期待できるそうで、トロッとして肌に柔らかく、全身が包み込まれる感じ。お風呂上がりも肌がスベスベして、美人になったような気分です。

 そんな肌にさらに潤いを与えてくれたのが悠湯里庵近くにある永井酒造のスパークリング日本酒「MIZUBASHO PURE(水芭蕉ピュア)」です。伝統的な日本酒製法に瓶内第2次発酵を取り入れた本格的なもので今まで経験したことのない食感。シルキーな泡がフルーティーな香りとともにシュワッと口の中に広がり全身に染み渡っていきます。

 泡といえば、帰路立ち寄った道の駅「田園プラザかわば」の「地ビールレストラン武尊」でいただいた地ビール(ピルスナー)もスッキリした味わい。地元の野菜や果物、ソーセージ、パンなど多彩なものを販売しているとあって関東一の人気の道の駅だそうですが、地ビールだけでそれは分かります。スパークリング清酒、地ビールの卓越した爽快感。祥子も負けずにはじけなくっちゃ!

 ◇川場温泉◇

▽アクセス JR上越線沼田駅からは車で20分。車は関越道沼田ICから15分

▽宿泊 旅館・民宿10軒。悠湯里庵は1泊2食付き2万2000円から(4人1室)。日帰り入浴1200円。上毛高原、沼田両駅から送迎バスあり

▽見どころ 南北朝時代に開創した吉祥寺。年間100種以上の花で彩られる。拝観料500円

▽問い合わせ 悠湯里庵=(電)0278(50)1500、川場村観光協会=(電)同(52)3412

 ◆祥子(しょうこ)1985年(昭60)4月13日生まれ、熊本県出身の32歳。温泉ソムリエの資格を持つタレント。週刊ポストのグラビア連載「謎の美女」で人気に。MXテレビ「バラいろダンディ」(水曜レギュラー)に出演中。DVD「誘う女」(スパイスビジュアル)を新発売。写真集「鍵―KEY―」(講談社)など好評販売中。1メートル64、B85・W58・H86。血液型A。

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