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W杯へサバイバルスタート 日本代表DF山根視来 ベトナム戦へ「生き残っていかないと」

[ 2022年3月26日 13:08 ]

オーストラリア戦の後半、ドリブルする山根(左)
Photo By スポニチ

 カタールW杯アジア最終予選オーストラリア戦で7大会連続のW杯出場を決めた森保ジャパンのDF山根視来(28)が26日、オンライン取材に応じた。オーストラリア戦では三笘の先制点を演出して切符獲得をアシスト。酒井不在の右サイドバックで値千金の結果をもたらした。

 帰国から一夜明け、既に気持ちは29日のベトナム戦(埼玉)に向いている。「あそこに貢献できたことは凄く嬉しいことですけど、もう1試合ある。今度は(W杯の)メンバーに選ばれるようにというところになってくるので、次の準備に向かってはいます」と心境を明かした。

 桐蔭横浜大から16年に湘南に加入し、プロ入り後にサイドアタッカーからDFに転向。川崎F加入後は20年、21年にJリーグベストイレブンに輝く存在となった。ただ、代表デビューは昨年3月の親善試合韓国戦(初得点も記録)。たった一年間で人生が大きく転換した。成り上がってきた山根には、W杯でのメンバー入りへ、強い思いがある。

 「正直、育成年代で代表のユニホームを着たことがなかったので、自分がその場に立っているとリアルに想像するのは難しかった。数年前までそういう感じでしたけど、今ではこういう立場にいるので、何があるか分からない。チャンスがあるのでちゃんと自分の力でつかむことをしたい」

 代表活動をすることで「まだまだ先があるんだ、もっと上を目指さないといけないという成長意欲がわいてくる」とし、「一緒にやってきたメンバーがどんどん上に行くのも目の当たりにして、悔しさもずっとあった。向上心を一瞬も失わないでこられているのはそのお陰なのかなと思う」とも話した。

 ベトナム戦は、生き残りへのサバイバルがスタートする試合でもある。「僕自身はアピールして生き残っていかないといけない立場。代表の試合に消化試合は必要ないと思っているので、最高の準備をして臨みたい」と誓った。

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2022年3月26日のニュース