ジョージ・クルーニーがルーニー監督率いるダービー買収か

米俳優のジョージ・クルーニー（ロイター）

　米国人俳優のジョージ・クルーニー（60）がサッカーのイングランド2部ダービーの買収に乗り出していると、英紙サンが25日に報じた。ダービー出身の英国人俳優ジャック・オコネル（31）から紹介を受け、経営破綻しているダービーの買収に共同で乗り出すという。クルーニーは「ダービーは偉大な歴史を持つ、素晴らしいクラブ。素晴らしい未来も待っている。クラブが問題を抱えていることは知っている。何も修正できない状況ながら、チームは懸命にプレーしている。ピッチ上の選手だけでなく、ファンも戦っているのは明白」と語った。

　ダービーは元イングランド代表FWウェイン・ルーニー（36）が監督を務めているが、経営破綻によって勝ち点21の剥奪処分を受け、2部で最下位に沈んでいる。クルーニーは20年にスペイン2部マラガの買収に失敗したことを明かし「サッカーへの関心は近年高まっている。クラブを所有することは選手としてプレーすることの次に素晴らしい。地元民の多くもこのサッカークラブを深く愛している。ダービーがプレミアリーグに戻る日が来るなら、私を含めて多くの人が幸せな気持ちになるだろう」と述べ、サッカークラブを所有したいとの夢を語った。

　ダービーシャー州議会のナイジェル・ミルズ議員は「地域経済にとって素晴らしいことであり、何百万人もの人々を呼び込むだろう」と期待。地元選出のアマンダ・ソロウェイ国会議員も「サッカーを愛し、情熱をあるジョージ・クルーニーがダービーを購入するなら素晴らしい」とし、ハリウッドスターによるクラブ買収を歓迎した。