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【データスタジアム】後半DFライン上げた日本 相手10番に仕事させず W杯予選オーストラリア戦

[ 2022年3月26日 05:30 ]

<日本・オーストラリア>後半、必死のディフェンスを見せる吉田(右)と板倉(左から2人目)=撮影・小海途 良幹
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 24日に開催されたW杯アジア最終予選で日本はオーストラリアをスコア2―0で破り、今年11月のW杯カタール大会出場を決めた。前回対戦時と位置を変えた相手のキーマン封じが、無失点勝利につながった。(スポニチ記録課)

 日本がボールを支配しシュート10本を浴びせた前半、オーストラリアはその直後にカウンターで反撃。その起点となったのが、背番号10のMFフルスティッチだった。同35分と40分にはともに味方のロングパスから日本の左サイドのライン裏に走り込み、決定機を演出した。

 フルスティッチはセットプレーのキッカーを務め、昨年10月の対戦ではゴール前から同点FKを決めている。当時はボランチも、今回は攻撃の中心に役割が変わっていた。後半の日本はDFラインを上げ、FWまでの平均プレーラインの幅を前半の32・3メートルから13・9メートルへとコンパクトに修正。中盤のスペースを狭め、相手の司令塔に自由なプレーをさせなかった。

 前半は16本中14本成功だったフルスティッチのパスは後半に11本中5本、成功率87・5%から45・5%と大きくダウン。同24分にはDF中山雄太が敵陣で縦パスをカットし、FW上田綺世のシュートにつなげた。後半の被シュートは前半の6本から3本に半減。日本の対応力が相手の望みを打ち砕き、7大会連続のW杯出場を引き寄せた。(データ提供:データスタジアム)

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2022年3月26日のニュース