メッシがW杯後のアルゼンチン代表での去就に関して明言避ける　代表引退の可能性も

アルゼンチン代表のメッシ（AP）
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　サッカーのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ（34＝パリ・サンジェルマン）がW杯カタール大会（11月21日開幕）後の去就に関して明言を避けた。

　25日にホームで行われたベネズエラとのW杯南米予選で自らゴールを決め、3―0の勝利に貢献した試合後、W杯終了後の代表続行に関して質問を受けると「分からない。本当に分からないよ」と回答。さらに「W杯の後は多くのことを見直さないと。うまくいってもいかなくても。もちろん最高の結果を望んでいる。でも、W杯後に多くのことが変わるのは間違いない」と続け、一部の地元メディアでは代表引退の可能性が報じられた。

　昨夏の南米選手権制覇を大会MVPに選ばれる活躍で支え、A代表で初めて主要国際大会優勝を果たしたメッシだが、過去4回出場したW杯では14年ブラジル大会の準優勝が最高成績。バルセロナでの活躍ぶりと比較して代表戦では輝きを失うこともあり、地元ファンの厳しい批判にさらされた時期もあったが、この日の試合後は「南米選手権で優勝する前から長い間、幸せな時間を過ごしているよ。ファンは自分を愛してくれているし、自分もうれしい。（南米選手権での）優勝後は特にね。勝利は全てを美しく、たやすくしてくれる」と振り返った。

　今後はW杯までホーム戦の予定はなく、代表引退となれば、この日が母国で代表のユニホームに袖を通す最後の機会となる可能性もある。W杯後の去就に関する決断が大きな注目を集めることになりそうだ。