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ディマリア劇的弾!アルゼンチン、延長戦制し3大会連続8強

[ 2014年7月2日 03:49 ]

延長後半13分、得意の左足で得点したディマリアはゴールを挙げた後、恒例のポーズを決めた (AP)

W杯決勝トーナメント1回戦 アルゼンチン1―0スイス

(7月1日 サンパウロ)
 サッカー・ワールドカップ(W杯)ブラジル大会第19日は1日、決勝トーナメント1回戦が行われ、1次リーグF組を3連勝で1位突破したアルゼンチンがE組2位のスイスと対戦。0―0のまま迎えた延長後半13分、FWメッシからのスルーパスを受けたMFディマリアがネットを揺らし待望の先制点。そのまま1―0で逃げ切り、3大会連続の8強進出を決めた。
【試合結果 決勝T】

 スイス相手に過去4勝2分けと6戦負けなしのアルゼンチンは、従来の4―3―3から4―5―1へ変更。FWメッシをトップ下に置き、ナイジェリア戦で負傷したFWアグエロに代わってFWラベッシが中盤の右サイドに入った。

 一方、60年ぶりの準々決勝進出を目指すスイスは大勝したホンジュラス戦と同じメンバーを選択。1トップにはFWドルミッチが入り、ホンジュラス戦でハットトリックを達成したMFシャキリはトップ下での出場となった。

 試合はアルゼンチンがボールを支配するも8人で固いブロックを作るスイス守備陣をなかなか崩せず。逆にカウンターからピンチを迎える。

 前半28分、スイスは右サイドからMFシャキリがドリブル突破。ペナルティエリア深くまで侵入すると中央でフリーになっていたMFシャカにマイナスのクロス。しかし、シャカの放ったシュートはGKの正面をつきゴールならず。

 続く同39分にもスイスに決定機。カウンターのチャンスから右サイドのMFシャキリに繋がると逆サイド前方へスルーパス。DFの裏をとったFWドルミッチがGKと1対1となりループシュートを狙うが、GKロメロへの優しいパスとなってしまいキックミス。2度の決定機をものに出来ず0―0で折り返す。

 後半に入るとアルゼンチンが猛攻を仕掛ける。同17分、左からのクロスにFWイグアインが頭で合わせるがGKベナリオに弾かれる。5分後にはFWメッシがペナルティエリア手前でこぼれ球を胸トラップし左足でボレーするもボールはわずかにバーの上へ。さらに同30分にはFWメッシの左からのクロスに途中投入されたFWパラシオが頭で狙うも枠の外。
徐々にFWメッシがドリブルで仕掛ける場面が増えはじめスイスは防戦一方の展開。それでもスコアは動くことなく延長戦へと突入した。

 互いに疲労色が見えはじめ、中盤に大きなスペースが生まれオープンな展開となるが決定機が訪れないまま延長前半は終了。アルゼンチンは延長後半3分にMFディマリアがペナルティエリア右手前から左足でシュートを放つもGKベナリオがファインセーブ。このままPK戦へ突入かと思われた延長後半13分、FWメッシがドリブル突破で中央を切り裂きペナルティエリア手前でフリーのMFディマリアにパス。これをMFディマリアが左足でダイレクトシュート。ボールは見事に左隅へコントロールされゴールイン。

 試合終了間際にはピンチを迎えるが右ポストに救われ、苦しみながらも準々決勝決勝進出を決めた。

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