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将棋倒しで15人負傷 FIFAに批判の声

[ 2010年6月8日 06:00 ]

ゲートにファンが殺到し、将棋倒しになる人々

 6日にナイジェリア―北朝鮮戦が行われたマクロング・スタジアムで観客が負傷した事故で、重傷の警官1人を含む計15人が病院へ搬送された。この試合は観戦が無料とあって、約1万2000人収容の会場のゲートに数千人のファンが殺到。開門と同時に、将棋倒しのような形となり、現場は大混乱となった。

 会場はW杯が行われるスタジアムではなく、FIFAは「この親善試合とW杯は全く関係がない」と大会の安全性を強調した。地元警察は「主催者のナイジェリアが安全性の責任を負うべき」との見解を示したが、警察関係者は「FIFAがチケットを無料にすることを望んだ。その結果がこれだ」と非難。また、ナイジェリア協会関係者からも「他の会場はFIFAがすべて押さえていて選択肢がなかった」と不満の声が上がった。

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2010年6月8日のニュース