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スペイン国内の政党 W杯高額ボーナスに疑問

[ 2010年6月8日 01:21 ]

 サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会に出場するスペインのいくつかの国内政党から、W杯で優勝した場合に選手1人ずつに支払われる60万ユーロ(約6600万円)の高額報奨金について不満の声が上がっている。7日、AP通信が報じた。

 スペインが経済危機に直面している中で、統一左翼は「年金も凍結され、賃金も落ち込んでいる状況で、そんな高額が支払われるべきなのか」と疑問を呈した。

 スペイン代表GKのカシージャスは「自分にも、経済危機に直面している家族や友人はいるが、それとこれを一緒にするべきではない」と反論した。

 6日にはフランスのヤド・スポーツ大臣が、同代表が宿泊するホテルの1泊4630ランド(約5万4000円)の宿泊費に関し、経済危機と関連づけて「私なら選ばなかった」と発言。「早期敗退なら協会は説明が必要」と指摘。

 各国の政治家たちを黙らせることができるかどうかは、代表の成績にかかっていそうだ。

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2010年6月8日のニュース