×

ルーニーに学んだ岡崎「点は取れると思う」

[ 2010年6月3日 12:50 ]

1日の練習でシュートを決める岡崎慎司

 W杯日本代表FW岡崎慎司(24=清水)がW杯本大会前最後の強化試合となる4日のコートジボワール戦(スイス・シオン)でのゴールを誓った。昨季は国際Aマッチ16試合15得点を挙げ「世界得点王」に輝いたが、今季は4試合1得点とペースダウン。3月3日のバーレーン戦以来、4試合ぶりのゴールを決めてW杯に弾みをつける。

 やるべきことは理解している。4日のコートジボワール戦を前に、岡崎が言い切った。「FWなんで出た試合で得点したい。イングランド戦でも裏を狙う動きをしたら相手を外せた。あとは前に行く力を出せば、点は取れると思う」。昨季は国際Aマッチ16試合15得点とゴールを量産したが、今季は4試合1得点と沈黙気味。W杯に弾みをつけるためにも、最後の強化試合では積極的にゴールを狙っていく。

 W杯優勝候補との一戦で多くを学んだ。5月30日のイングランドとの強化試合に、岡崎は1トップで先発出場。前半9分には最終ラインの裏に抜け出してシュートを放った。一瞬のスピードで相手の裏を突く特徴を見せた一方で、4―1―4―1の新布陣に戸惑い、前線で孤立。ボールを失うシーンが目立つなど苦戦を強いられながら、相手エースのプレーを冷静に分析していた。

 試合中に、イングランド代表FWルーニー(マンチェスターU)の動きに目を奪われていたことを明かし「ルーニーの裏を狙うと見せかけて引いてボールを受ける動きはうまかった。1トップだから自分もボールを収めないといけない」と同い年の24歳FWの動きを参考にする方針。「クロスはニアで先に触れる感じがしたし、自分たちの俊敏性を出せばいける」との手応えも得た。世界レベルを肌で感じたエースが、コートジボワール戦でスケールアップしたプレーを見せる。

続きを表示

2010年6月3日のニュース