フレンチイデアル「ここで決めたい」　函館で９鞍騎乗

　今週は土日合わせて９鞍に騎乗します。

　ゴールデンティアラ（土曜２Ｒ）はテンションの高さが課題。前走も少し力むところがありましたし、当日もう少し落ち着いていてほしいですね。

　アグネッタ（土曜７Ｒ）の前走は時計が速すぎましたね。当日どこまで馬場が乾くかがポイントになりますが、今回も自分のリズムで走ってどこまで頑張れるかですね。

　レッドルモンド（土曜１１Ｒ）は調教の動きは良かったですし、１０００万なら力は上。あとは、耳を絞るところがあるので、そういう所を出さずに走ってくれるかですね。

　チェリーサマー（日曜７Ｒ）は中間少しうるさかったり、競馬では真面目に走らなかったりしますが、このクラスは一度勝っている馬。力を出してくれれば勝っても不思議ではありません。

　フレンチイデアル（日曜９Ｒ）は洋芝は合っていますし、今回もメンバー次第。ここで決めたいですね。

　今週も応援をよろしくお願いします。

　【山崎の見解】
　●土曜日（７月１６日・函館）
　１Ｒ　セイユウレディ　☆
　初戦は後方のまま１０着。使った上積みは見込めるが、ガラリ一変までは…。急仕上げを叩い上積み十分のララベスラーナとマンカストラップ、調教の動きが良くなっているブキスが上位候補か。

　２Ｒ　ゴールデンティアラ　☆☆☆☆
　２戦続けて僅差の３着。当日の気配がカギになるが、今の未勝利なら力上位は明らか。流れひとつで勝機も十分。前走の走破時計が優秀なアタックガール、渋太さが出てきたアルマレイモミ、前走は包まれて若干脚を余したシガリロが強敵か。

　６Ｒ　マイネルピオネロ　☆
　大敗続きで成績が上がってこない現状。鞍上の腕で少しでも前進があればいいが…。長距離は合うトロピカルストーム、立て直して調教の動きが良くなったアドルナメンテ、前に行ければ渋太いメディアルナが上位候補か。

　７Ｒ　アグネッタ　☆☆
　前走は脚抜きのいい馬場で勝ち時計が速すぎた印象。同型との兼ね合いがカギになるが、マイペースなら渋太く、時計のかかる決着になれば食い込みも。降級初戦の前走で２着と力を示したエーティーロゼッタ、前走が復調うかがえる内容だったワンダーハイーニャ、滞在は合うエクストラペトルが上位候補か。

　１０Ｒ　ドーノデルソーレ　☆☆
　前走の勝ち時計は平凡だったが、外々を回りながらも押し切る横綱相撲。テンションが上がりやすいタイプで滞在競馬は合っており、時計短縮は十分可能。昇級でも差のない競馬ができそう。前走は厳しい展開を２着に粘ったエアピザレー、使いつつ復調しているキャニオンロード、安定感があるアドマイヤメテオが上位候補か。

　１１Ｒ　レッドルモンド　☆☆☆☆
　降級初戦だった前走で２着と１０００万では力量上位。折り合いが付きやすい１２００メートルは合っており、今回も上位争い可能。洋芝は合うレンイングランド、マイペースなら渋太いマジックシャトル、終い堅実なゼンノコリオリが強敵か。

　●日曜日（７月１７日・函館）
　７Ｒ　チェリーサマー　☆☆☆☆
　１０００万でも３着に好走した実績あり。気難しい面がネックだが、能力全開ならアッサリも。２戦連続で２着のオルフィーク、１０００メートルはベストのチェイスダウン、未勝利を好時計で勝ち上がったセレノグラフィーが強敵か。

　８Ｒ　ツクバイーメーカー　☆☆☆
　福島で５００万を一度勝っているように、小回り１７００メートルはベスト。降級後２戦は一息だが、相手関係が楽になった今回は変わる可能性も。２戦連続で２着のベーリングメファ、終い堅実なノースランドボーイ、先行できれば渋太いドリームキラリが強敵か。

　９Ｒ　フレンチイデアル　☆☆☆☆
　前走は２着惜敗も、一旦は先頭に立ち見せ場十分。滞在効果か追い切りの動きも抜群で、今回も上位争い必至。終い堅実なオメガタックスマン、小回りの芝１２００メートルは合うビリーヴザワン、前走の終いの脚が目立っていたサフランハートが強敵か。

　▽丸山元気　１９９０年群馬県伊勢崎市生まれ。日本中央競馬会（ＪＲＡ）の騎手。美浦トレーニングセンターの根本康広厩舎所属。競馬学校２５期生。２００９年３月１日、中山３Ｒでデビュー。同年７月１１日、札幌２Ｒでオンザスローンに騎乗し初勝利を挙げた。２０１１年５月８日、新潟１１Ｒでセイクリッドバレーに騎乗し重賞初勝利。同年１０月１３日、シェアースマイルでエーデルワイス賞に騎乗し地方交流重賞初制覇。

　▽山崎啓介　１９８２年生まれの北海道出身。２００７年に専門紙「一馬(現・優馬)」に入社した新米トラックマン。美浦の想定班で、若手の調教師、騎手との繋がりが深い。現在も「優馬」のホープとなるべく、日々勉強中。