ヤマニンエルフィン「内回りの方がいい」　距離はやってみないと…

　今週は土日合わせて１１鞍に騎乗します。テン乗りでもチャンスがありそうな馬がいますし、いい結果を残せるように頑張りたいと思います。

　スフェーン（日曜３Ｒ）は前回モタれて追えませんでしたが、まともなら着ぐらいはあっても良さそうです。

　オーロラッシュ（日曜９Ｒ）の前走はハマった感はありましたが、それでも終いはいい脚を使って頑張ってくれましたからね。今回も展開ひとつですね。

　ヤマニンエルフィン（日曜１０Ｒ）は長く脚が使えないので内回りの方がいいと思いますが、２２００メートルはやってみないとわからないですね。うまく乗って上位を狙いたいと思います。

　ナスノセイカン（日曜１１Ｒ）はいい脚を使えますし、外回りは良さそうですね。ハンデ戦ですし、昇級になりますが楽しみにしています。

　今週も応援をよろしくお願いします。

　【山崎の見解】
　●土曜日（５月１４日・新潟）
　２Ｒ　キングラディウス　☆☆☆
　現級で３着３回があり、今の未勝利なら力は上位。揉まれ弱さはあるが、スムーズに運べれば上位争い可能。前走は脚を余したトウシンタイガー、先行力が安定してきたウインバーニング、勝ちにいって２着だった前走内容が良いシゲルシマダイが強敵か。

　６Ｒ　アルマカイルア　☆
　色々な条件を試しているが、成績が上がってこない。芝の長距離でどこまで変わるかだが…。前走は包まれて仕掛けが遅れたゴールドラッシュ、芝の長距離は合うワークショップ、平坦コースでもう一押しを狙うエンジェルサインが上位候補か。

　１１Ｒ　キタサンサジン　☆☆☆☆
　現級で２着３回３着３回と１０００万では力量上位の存在。新潟コースも堅実で、今回も上位争い可能。前走は外を回るロスがあったアレット、新潟は好相性のラフィネシチー、終い堅実なディープミタカが強敵か。

　１２Ｒ　ウインティアラ　☆
　どちらかというと、小回りで上がりのかかるレースでの好走歴が多い。新潟外回りで瞬発力勝負になると…。近走は道悪に泣かされたハッピーユニバンス、距離を伸ばして良さが出てきたノーブルソニック、前走２着と自己条件なら力は上位のプリメラアスールが上位候補か。

　●日曜日（５月１５日・新潟）
　１Ｒ　ウインミモザ　☆
　追い切りの動きは悪くないが、まだメドが立っていない現状。リフレッシュ効果でどこまで変わるかだが…。立ち回りが上手なリバーサイドパーク、ダートで変わり身をみせたメイショウエガオ、ブリンカー効果で前走見せ場十分のアイアムプレシャスが上位候補か。

　３Ｒ　スフェーン　☆☆
　前走は直線でモタれて若さを見せる場面があったが、それでも道中は器用に立ち回り６着と能力は十分。左回りに替わるのは歓迎で、スムーズなら上位食い込みも可能か。心房細動明けだが動き上々のサングラスポテト、集中力がカギだが堅実なダンツペレット、渋太さがあるシンキングダンサーが上位候補か。

　６Ｒ　ハットプレイ　☆☆☆
　終いの脚は堅実で近走は安定した成績。馬体維持がカギになるが、流れひとつで上位食い込み可能。堅実なユキノロード、控える競馬ができた前走は収穫のキークラッカー、芝替わりは好材料のパルクフェルメが上位候補か。　

　９Ｒ　オーロラッシュ　☆☆☆
　展開が向いたとはいえ、前走は直線で鋭い脚を使い２着。未勝利勝ちがあるように新潟１２００メートルに替わるのはむしろ歓迎で、今回も流れひとつで上位争い可能。前走で中央５００万でもメドが立ったサウスリバティー、先行力があるアウリン、使いつつ調子を上げているパラダイスガーデンが強敵か。

　１０Ｒ　ヤマニンエルフィン　☆☆
　前走は丸山騎手が騎乗して２着。使える脚が短い分、内回りに替わるのは好材料で、立ち回りひとつで上位食い込みも可能。長くいい脚を使えるダブルイーグル、使いつつ調子を上げているタルトオポム、新潟は相性が良いヴァルコイネンが上位候補か。

　１１Ｒ　ナスノセイカン　☆☆☆
　前走は直線一気に差し切り快勝。末脚を存分に生かせる新潟外回りはプラスで、５４キロのハンデなら昇級でも差はない。いい決め手を持っているキングズオブザサン、新潟は相性が良いシルクブルックリン、本格化した印象のヤマニンバステトが強敵か。

　１２Ｒ　トウカイクローネ　☆☆☆
　テンは遅いが、終いの脚は堅実なタイプ。決め手を生かせる流れなら、初めての直線競馬でも食い込み可能。前走で直線競馬の適性を示したトラストレイカとサチノクイーン、中間の動きが良いピュアリーソリッドが強敵か。

　▽丸山元気　１９９０年群馬県伊勢崎市生まれ。日本中央競馬会（ＪＲＡ）の騎手。美浦トレーニングセンターの根本康広厩舎所属。競馬学校２５期生。２００９年３月１日、中山３Ｒでデビュー。同年７月１１日、札幌２Ｒでオンザスローンに騎乗し初勝利を挙げた。２０１１年５月８日、新潟１１Ｒでセイクリッドバレーに騎乗し重賞初勝利。同年１０月１３日、シェアースマイルでエーデルワイス賞に騎乗し地方交流重賞初制覇。

　▽山崎啓介　１９８２年生まれの北海道出身。２００７年に専門紙「一馬(現・優馬)」に入社した新米トラックマン。美浦の想定班で、若手の調教師、騎手との繋がりが深い。現在も「優馬」のホープとなるべく、日々勉強中。