ミュゼダルタニアン　昇級戦どうか「ハンデ戦なので頑張って」

　今週は土日合わせて９鞍に騎乗します。２場開催で乗り鞍は少ないですが、いい結果を残せるように頑張りたいと思います。

　グースベリー（土曜５Ｒ）は現状では前走のように逃げてラチに頼った方が良さそうですね。能力はあるので、うまく乗りたいと思います。

　ミュゼダルタニアン（土曜９Ｒ）の前走は相手に恵まれた面がありましたし昇級でどうかですけど、素質は高い馬ですし、ハンデ戦なので頑張ってほしいですね。

　キセキノケイフ（日曜５Ｒ）は後輩の野中騎手がここまでしっかり仕上げてくれました。最終追い切りの動きは悪くなかったですし、水準の能力はあると思うので、ここでどんな競馬をしてくれるか楽しみはあります。

　ワンスインナムーン（日曜９Ｒ）は現状では１４００メートルが合っていますね。ただ、放牧明けで追い切り本数が少なく、まだ少し重く感じました。今週の一追いでどこまで変わってくれるかですね。

　今週も応援をよろしくお願いします。

　【山崎の見解】
　●土曜日（２月６日・東京）
　３Ｒ　カズノヴィグラス　☆
　初戦は後方のまま１４着。調教の動きも平凡で、もう少しパワーアップが必要な印象。堅実なタイガーヴォーグ、太目を叩かれ上積み十分のイスズブライト、広い府中は合いそうなレッドゲルニカが上位候補か。

　５Ｒ　グースベリー　☆☆
　前走はメンバーが揃っていたなか０・４秒差５着と内容一変。調教の動き・時計ともに上々で、今回もマイペースで運べれば上位食い込みは十分可能。終い堅実なミュゼウェルズ、器用さがあるジャガンツ、東京替りは歓迎のシャリオヴァルトが上位候補か。

　６Ｒ　バーバリライオン　☆
　大敗続きで成績が上がってこない現状。メンバーも揃った印象で、今回も上位争いは…。持ち時計上位のゼンノサーベイヤー、ダート替り歓迎のアポロナイスジャブ、新馬戦を勝った時の末脚が強烈だったマサノジェットが上位候補か。

　９Ｒ　ミュゼダルタニアン　☆☆☆☆
　昇級戦になるが、好メンバーの揃っていた青葉賞で少差５着の実績から１０００万でも素質は通用。ハンデ５４キロも魅力で、今回のメンバーなら上位争い可能。実績上位のルミナスウォリアー、今回の条件で現級勝ちがあるグランドサッシュ、いい決め手を持っているエバーシャルマンが強敵か。

　●日曜日（２月７日・東京）
　２Ｒ　サムライフォンテン　☆☆
　前走はメンバー最速の上がりを使い４着。スタミナがあり距離延長は歓迎。手薄な今回のメンバーなら上位食い込みも可能か。ブリンカー効果で近走安定しているマイネルトゥラン、芝ではワンパンチ足りずダート替り歓迎のマイガーディアン、競馬内容が良くなってきたサラセニアが上位候補か。

　３Ｒ　ソロモンノユビワ　☆
　入念に乗り込まれて太目感のない仕上がり。追ってから渋太いタイプで、前々で運べれば粘り込みも可能か。乗り込み十分で追い切り時計も優秀なダノンフェイス、終いの伸びが上々のタイセイラナキラ、好馬体で迫力ある動きを披露しているシュナウザーが上位候補か。

　５Ｒ　キセキノケイフ　☆☆
　オレハマッテルゼやフラアンジェリコを兄弟に持つ血統馬。再仕上げになるが、調教の動きや時計は上々で、初戦から食い込みも可能か。一追い毎に動きが良くなっているコンパクトモデル、軽快なフットワークを見せているジュビレーション、好馬体で素質高いラヴィエベールが上位候補か。

　６Ｒ　エストゥペンド　☆☆
　前走は中団から渋太く脚を使い３着。元々は現級勝ちのある実績馬で、府中も比較的相性のいいコース。今回も流れひとつで上位食い込み可能。安定感十分のウェイトアンドシー、終い堅実なアサマ、ハマった時の末脚が強烈なケルシャンスが上位候補か。

　９Ｒ　ワンスインナムーン　☆☆☆☆
　前走は距離短縮が良かったのか、好位から渋太く脚を使い２着。牝馬限定戦の５００万なら力は上位で、今回も好勝負可能。器用さがあり条件替りも好材料のダイワダッチェス、前走は不利があり不完全燃焼のシーブリーズラブ、前走快勝のメンデンホールが強敵か。

　▽丸山元気　１９９０年群馬県伊勢崎市生まれ。日本中央競馬会（ＪＲＡ）の騎手。美浦トレーニングセンターの根本康広厩舎所属。競馬学校２５期生。２００９年３月１日、中山３Ｒでデビュー。同年７月１１日、札幌２Ｒでオンザスローンに騎乗し初勝利を挙げた。２０１１年５月８日、新潟１１Ｒでセイクリッドバレーに騎乗し重賞初勝利。同年１０月１３日、シェアースマイルでエーデルワイス賞に騎乗し地方交流重賞初制覇。

　▽山崎啓介　１９８２年生まれの北海道出身。２００７年に専門紙「一馬(現・優馬)」に入社した新米トラックマン。美浦の想定班で、若手の調教師、騎手との繋がりが深い。現在も「優馬」のホープとなるべく、日々勉強中。