今週の丸山元気!

ミンナノプリンセス 期待の昇級初戦 好内容Vの前走再現なるか 

[ 2015年7月24日 05:30 ]

 今週は土日合わせて13鞍に騎乗します。今年の函館開催も最後。いい形で締めくくれるように頑張りたいと思います。

 テップシー(土曜2R)は使い詰めですけど、状態は維持できています。いつも言う事ですけど、今回も展開ひとつです。

 ミンナノプリンセス(土曜7R)はトモが甘かったり、まだこれからの馬ですけど、それでも前走は強かったですからね。昇級初戦で楽ではないかもしれませんが、前走の時計だけ走れば、ここでも十分やれそうですね。

 アルバート(土曜9R)は勝たないといけないですね。前走も終いはいい脚を使ってくれましたし、しっかり結果を出したいですね。

 アブマーシュ(土曜11R)は前走を見ると、このクラスでもやれそうですね。動きも良かったですし、最終週で差しが届く馬場ならチャンスは十分あ ると思います。

 ビーハグ(日曜4R)は正直まだ掴み切れていませんが、前走みたいに前半無理せずにスムーズな競馬をしたら、良い脚を使ってくれますね。折り合いに不安がないので、距離が延びても問題ないですし、メンバー次第ですね。

 スプレンディード(日曜5R)は追ってからの反応に少し物足りなさはありますが、いいモノは持っていますよ。強そうな馬もいますが、ここでどんな走りができるか見てみたいですね。

 ゼンザイ(日曜7R)は進ませるのに少し苦労する面はありますが、うまく立ち回れば前走ぐらい走れる馬です。展開ひとつで更に上位も目指せると思いますし、うまく乗りたいですね。

 今週も応援をよろしくお願いします。

 【山崎の見解】
 ●土曜日(7月25日・函館)
 2Rテップシー ☆☆☆☆
 小回りは合っていて、近2走はともに2着。中1週続きになるが滞在競馬なら問題なく、今回も上位争いは十分可能。血統的にダート替わりは魅力のジェンツィアーナ、好馬体で仕上がりも良いガロファノ、先行力があり安定しているマラカイトスターが強敵か。

 4Rマッセ ☆
 ここまで3戦しているが、物足りない内容。初ダートとチークP着用でどこまで変わるかだが…。前走は外々を回らされたダンツホーネット、ズブさが ありブリンカー着用で臨むワールドレジェンド、初ダートだった前走が上々の内容だったザッフィーロが上位候補か。

 5Rシンボリシャガール ☆
 前走は10着に敗れたが、2走前は好位から渋太く脚を使い3着。まだアテにしづらい面は残るが、立ち回りひとつで前進は可能。前走は前が詰まって 不完全燃焼だったマーシフルハート、ブリンカー着用後は安定しているクラウンシトラス、減量騎手器用でもうひと押しを狙うハコダテローズが上位候補か。

 6Rエイプリルキッス ☆
 新馬戦で4着に検討しているが、その後は大敗続き。立て直した効果でどこまで変わるかだが…。惜敗続きのエッケザックス、長くいい脚を使えるトーカティヴ、安定感が出てきてダブルフラワーが上位候補か。

 7Rミンナノプリンセス ☆☆☆
 立て直した前走が好内容で、勝ち時計1分9秒8も水準以上。昇級初戦になるが、前走より斤量が2キロ軽くなり、時計短縮は可能。今回のメンバーなら上位食い込みも。1000万でも2着があるベルモントラハイナ、終い堅実なトーセンシルエット、1200メートルで安定感が出てきたセレッソブランコが強敵か。

 8Rエンクエントロス ☆☆
 直前輸送での競馬になるが、追い切りで好時計をマークするなど仕上がりは良好。芝ではもうワンパンチ足りない印象で、ダート替わりはいい方に出そう。降級2戦目のワイルドコットン、安定感十分のシーリーヴェール、好仕上がりのモルトベーネが上位候補か。

 9Rアルバート ☆☆☆☆
 終いに鋭い脚を使い、1000万でも少差の3着がある馬。今回で丸山騎手も2度目の騎乗。500万なら力量上位は明らかで、きっちり決めてくれるはず。小回り向きの渋太さがあるトーセンカナロア、タメが利けば終いは切れるアドマイヤメテオ、気性的に滞在競馬は合うノーブルリーズンが強敵か。

 10Rジューヴルエール ☆
 前走は休み明けだったが、好位でうまく立ち回り0・1秒差4着。上がりのかかる洋芝は合っていそうな印象で、今回のメンバーなら上位圏内も十分可能。1000万でも惜しい競馬をしているリターントゥジェム、長距離は堅実なペンタトニック、いい決め手を持っているアグネスマクシムが上位候補か。

 11Rアブマーシュ ☆☆☆
 昇級初戦で相手強化、開幕週の馬場と前走は厳しい条件が揃ったが、終いにしっかり脚を使い0・3秒差。函館の最終週の馬場は歓迎で、流れひとつで上位食い込みも可能か。重賞でも勝ち負けの競馬をしているオメガヴェンデッタ、洋芝巧者のエポワス、骨折休養明けだが好仕上がりのフクノドリームが強敵か。

 ●日曜日(7月26日・函館)
 1Rデルマジロキチ ☆
 初戦は中団から伸びずバテずの7着。叩いた上積みでどこまで前進できるかだが…。2戦目で変わり身を見せたドエライナー、堅実なフリームーヴメント、勝負根性があるアッラサルーテが上位候補か。

 4Rビーハグ ☆☆☆
 好位で競馬をした2走前は案外だったが、前走や3走前の終いの脚は上々。長くいい脚を使えるタイプで長距離適性もありそう。今回のやや手薄なメンバーなら上位食い込みも可能か。堅実なウインアーマー、長距離では安定しているダノンウルフ、少しズブさがありブリンカーの効果が見込めそうなララエクラテールが強敵か。

 5Rスプレンディード ☆☆
 乗り込み本数は少ないが、体をすっきり見せて仕上がりは良さそう。キビキビとした動きも目立ち、初戦から差のない競馬ができても。高価格馬で馬体の良さも目立つヴァンキッシュラン、上々の動きを見せ仕上がりも早いアフターダーク、一追い毎に動きが良くなっているタイトルリーフが上位候補か。

 7Rゼンザイ ☆☆
 前走は初めての1000メートルだったが、好位でうまく立ち回り5着。距離2度目で慣れが見込める今回は、更に上位も可能か。昇級初戦でいきなり2着とメドを立てたウエスタンラムールとテーオーヘリオス、決め手上位のセクシーボーイが上位候補か。

 ▽丸山元気 1990年群馬県伊勢崎市生まれ。日本中央競馬会(JRA)の騎手。美浦トレーニングセンターの根本康広厩舎所属。競馬学校25期生。2009年3月1日、中山3Rでデビュー。同年7月11日、札幌2Rでオンザスローンに騎乗し初勝利を挙げた。2011年5月8日、新潟11Rでセイクリッドバレーに騎乗し重賞初勝利。同年10月13日、シェアースマイルでエーデルワイス賞に騎乗し地方交流重賞初制覇。

 ▽山崎啓介 1982年生まれの北海道出身。2007年に専門紙「一馬(現・優馬)」に入社した新米トラックマン。美浦の想定班で、若手の調教師、騎手との繋がりが深い。現在も「優馬」のホープとなるべく、日々勉強中。

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