今週の丸山元気!

いい流れ生かせるか アスカクイン状態良し「相手ひとつ」

[ 2015年7月3日 05:30 ]

 今週は土日合わせて14鞍に騎乗します。僕自身いい流れですし、チャンスがありそうな馬もたくさんいるので、今週もいい結果を残したいですね。

 マジックボーイ(土曜4R)はなかなかレースに結びつきませんが、追い切りの動き自体はいいですよ。前走はいかにも休み明けという感じでしたし、叩いた今回は変わり身を期待しています。

 ジョリーアップ(土曜7R)は終いの反応がもう一つだったので、今週の追い切りでどう変わるかですけど、いいスピードがありますからね。当日に太めが残っていなければ、古馬相手でもやれると思っています。

 セプティエーム(土曜10R)は昇級で相手が強くなりますからね。立て直して前回もいい状態に戻っていましたし、テンに置かれずに追走できれば差はないと思いますが…。

 ヤマニンアルゴシー(土曜12R)の前走は少し踏み遅れる形になりましたが、直線では凄い脚を使ってくれました。前走のような競馬ができれば、昇級でもやれるかもしれません。

 ビーハグ(日曜4R)の前走は楽にいいポジションを取れましたが、意外な結果でした。馬込みがダメなのかもっと溜めた方がいいのか、正直まだ掴み切れていませんが、能力があるのは確かなので、何か考えて競馬に臨みたいと思っています。

 ナイトブルーミング(日曜7R)は状態はいいので、とにかく内枠が希望。ロスなく立ち回ればチャンスはあると思います。

 アスカクイン(日曜8R)は前走のような競馬をするしかありませんが、終いはしっかり脚を使ってくれますからね。状態も良さそうですし、相手ひとつです。

 カディーシャ(日曜12R)の前走は、前が開いていれば脚は使えたと思います。内でうまく脚を溜めて、直線でもスムーズに捌ければもっとやれると思っています。

 今週も応援をよろしくお願いします。

 【山崎の見解】
 ●土曜日(7月4日・函館)
 4Rマジックボーイ ☆☆☆
 4走前は直線で脚を使い4着。前走は久々のぶん失速したが、叩き2戦目でやや手薄な今回のメンバーなら上位食い込みも可能か。長くいい脚を使えるノーブルクリスタル、初出走で3着と素質を示したインフェルノ、堅実なモーグリが強敵か。

 5Rボタニカル ☆
 乗り込んでいるが、時計が詰まってこない。使いつつ良くなるタイプか。ゲートセンス上々のレディトリス、太目感なく仕上がったコウキアツガール、一追い毎に動きが良くなっているフリームーヴメントが上位候補か。

 7Rジョリーアップ ☆☆☆☆
 未勝利戦を好時計で楽勝した素質馬。1400メートルだった前走は伸びを欠いたが、抜群のスタートセンスで1000メートルの適性は高そう。一気の逃げ切りに期待。前走で古馬相手でもメドが立ったハクサンフレンチ、安定感あるモリトブイコール、未勝利勝ちの内容が上々のウエスタンラムールが強敵か。

 10Rセプティエーム ☆☆
 疲れが残っていた2走前こそ大敗したが、相手なりに走れるタイプ。丸山騎手も手の内に入れており、昇級でもそれほど差はないはず。1000万でも勝ち負けの競馬をしているツクバアズマオー、渋太さあるハツガツオ、前走の末脚に復調気配が窺えたマラムデールが上位候補か。

 12Rヤマニンアルゴシー ☆☆☆
 前走はうまく前が開いたのもあるが、直線では鋭い脚を使い勝利。前回のようにじっくりと脚を溜める形が合っているようで、昇級でも流れひとつで食い込み可能。菊花賞3着など1000万なら力量上位のゴールドアクター、降級2戦目のサトノフェラーリ、洋芝は得意なインナーアージが強敵か。

 ●日曜日(7月5日・函館)
 2Rミンナノプリンセス ☆☆☆
 G12勝のカワカミプリンセスを母に持つ良血馬。初戦は不利、前走は馬体細化で着順は案外だが、立て直して芝に戻れば一変しても不思議ではない。前走の終いの脚が目立っていたシンキロウ、前走はロスの多い競馬だったダンツレガリア、堅実なナイスポジションが強敵か。

 3Rアルファマリニン ☆
 近2走が2桁着順でメドが立っていない現状。鞍上の腕でどこまで変わるかだが…。終い堅実なメイショウテンロウ、初出走でいきなり3着と素質を示したマルカジャーニー、競馬を覚えてきたヒロノドラムが上位候補か。

 4Rビーハグ ☆☆☆
 前走は案外も2走前は中団から鋭い脚を使い2着と素質はある。休み明けを叩いた上積みが見込める今回は、ガラリ一変があっても。4戦連続で2着のウインアーマー、器用さがあり小回りは合うビセックスタイル、長くいい脚を使えるマンハッタンキングが上位候補か。

 6Rゼンザイ ☆
 昇級初戦の前走が13着。距離短縮は歓迎だが、もう少しクラス慣れが必要な印象。降級2戦目のディアゴッホ、テンのスピード抜群のエゴイスト、1000メートルはベストのカシノキングダムが上位候補か。

 7Rナイトブルーミング ☆☆
 ロスなく立ち回る事が条件となるが、昨年の北海道シリーズで崩れずに走っているように洋芝適性は高い。前回より相手関係が楽になった印象で、注文通り内枠を引ければ上位食い込みも。差す競馬を習得したプラチナテーラー、小回りは合うエイシンノーティス、滞在競馬は合うピサノベッテルが上位候補か。

 8Rアスカクイン ☆☆☆☆
 1000万でも0・2秒差がある実績馬。メンバーが揃っていた前走も勝負どころで自分から上がっていき2着。小回りも合っている印象で、今回も上位争い必至。破格の好時計で未勝利戦を勝ち上がったスマートノエル、ダート替わり歓迎のヘブンズゲート、園田で4戦4勝のダイシンプロトが強敵か。

 9Rアドマイヤアース ☆
 新馬勝ち後の成績が冴えず、近3走は2桁着順続き。芝の中距離に条件を替えて、新味が出ればいいが…。先手を奪えれば渋太いウインレーベン、降級2戦目のトゥインクル、長距離は安定しているモンテエクリプスが上位候補か。

 11Rオツウ ☆☆
 前走は好位から抜け出し快勝。同舞台で1000万を勝ち上がったように洋芝適性も十分で、器用に立ち回れる機動力も魅力。8頭立てならオープンでも上位食い込み可能か。立て直して好仕上がりのレッドレイヴン、小回りは合うマイネルミラノ、力の要る馬場は得意なリベルタスが上位候補か。

 12Rカディーシャ ☆☆☆
 前走は直線で前が壁になり何もできず。滞在効果で状態は上がっており、ス ムーズなら食い込みも可能か。函館は合うマイネルエスパス、前走で古馬相手でもメドが立ったアンブリカル、降級2戦目のエイシンオルドスが強敵か。

 ▽丸山元気 1990年群馬県伊勢崎市生まれ。日本中央競馬会(JRA)の騎手。美浦トレーニングセンターの根本康広厩舎所属。競馬 学校25期生。2009年3月1日、中山3Rでデビュー。同年7月11日、札幌2Rでオンザスローンに騎乗し初勝利を挙げた。2011年5月8 日、新潟11Rでセイクリッドバレーに騎乗し重賞初勝利。同年10月13日、シェアースマイルでエーデルワイス賞に騎乗し地方交流重賞初制覇。

 ▽山崎啓介 1982年生まれの北海道出身。2007年に専門紙「一馬(現・優馬)」に入社した新米トラックマン。美浦の想定班で、若手の調教師、騎手との繋がりが深い。現在も「優馬」のホープとなるべく、日々勉強中。

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