上位争い期待！「いい結果を残せるように頑張りたい」

　今週は土日合わせて１１鞍に騎乗します。チャンスがありそうな馬がいますし、いい結果を残せるように頑張りたいと思っています。

　エンジェルピース（土曜２Ｒ）はワンペースなのでダートの方が合っていそうですね。ただ、あまり速い時計勝負になってほしくはないですね。

　ヴィオラーネ（土曜９Ｒ）は休みが長い割りには追い切りの動きはいいですよ。力はある馬ですし、久々でも差のない競馬ができそうです。

　ウチデノコヅチ（土曜１０Ｒ）は速い時計の出る芝だとどうかですが、いいスピードがありますし動きも良かったです。ここでどんな競馬ができるか、楽しみなところはあります。

　サウンドグランデ（日曜２Ｒ）は１０００メートルの方がいいと陣営から聞いています。実際、小倉で３着にきていますし、テン乗りですが楽しみにしています。

　タマモボレロ（日曜５Ｒ）は能力はありますが、まだ精神的に幼い面が残っていますし、テンションも少し高い点がどうかですね。競馬慣れしてくれば走ってくると思います。

　アドマイヤイバマ（日曜８Ｒ）の前走は馬込みのなかでも競馬ができていました。長い距離も合っているので、今回も上位争いを期待しています。

　アドマイヤバラード（日曜１１Ｒ）は勝った時のように少しタメた方が良さそうですね。ロスのない競馬で上位を狙いたいと思います。

今週も応援をよろしくお願いします。

◎山崎の見解

土曜日（８月９日）

１Ｒエスティエッキー　☆
　新馬戦が１１着。距離延長は良さそうだが、もう少しクラス慣れが必要な印象。決め手上位のディープフォルツァ、前走は直線で躓く不利があったウインアキレア、距離延長は歓迎のケイアイトレジャーが上位候補か。

２Ｒエンジェルピース　☆☆☆☆
　バテずに渋太く脚を使うタイプで、ダート替りはプラスに働きそう。２走前に２着があるように能力も確かで、上位食い込みも十分可能。長くいい脚を使うブルザンインディゴ、安定感があるシュタインベルガー、先行できれば渋太いエンジェルラダーが強敵か。

６Ｒエンプレスアイル　☆
　大崩れはないが、ワンパンチ足りない競馬続き。鞍上の腕でもう一押しがあればいいが…。終いは堅実なニシノチャステティとコパノミクス、２戦連続で２着のアワフレイムが上位候補か。

９Ｒヴィオラーネ　☆☆☆
　３歳時にはハイレベルだったクロッカスＳで３着するなど素質はある。長期休養明けになるが動きは上々。小回りなら１８００メートルでも問題なく上位食い込みも可能。使いつつ調子を上げているツクバアズマオー、現級勝ちがあるカッパドキアとデスティニーシチーが強敵か。

１０Ｒウチデノコヅチ　☆
　前走は終始楽な手応えで快勝したが、今回は中央転厩初戦に初芝と未知な面が多い。ここでどれだけやれるか、試金石の一戦か。前走の終いの脚が目立っていたトーセンラーク、前走はチグハグな競馬だったグランドポピー、好時計で新馬戦を勝っているように素質は高いスルターナが上位候補か。

日曜日（８月１０日）

１Ｒトーセンアプローズ　☆
　２戦ともに見せ場なし。ブリンカー着用で変り身があればいいが…。使いつつ調子を上げているジャジャンケン、距離延長は歓迎のバイオンディップス、２戦目で変り身を見せたナムラオツウが上位候補か。

２Ｒサウンドグランデ　☆☆
　小倉のダート１０００メートルで３着があるように条件はベスト。休み明けになるが動きも良く、今の未勝利なら上位食い込みも可能か。スタートが鍵だがスピード上位のマダムアグライア、ダートでもう一押しを狙うサオトメ、距離短縮は好材料のハヤブサマジックが上位候補か。

５Ｒタマモボレロ　☆☆
　入念に乗り込まれて仕上がりは良好。まだ幼さは残るようだが、稽古通りなら初戦から差のない競馬も可能。良血馬で好仕上がりのカービングパス、素軽い動きを見せているラタナキリ、取り消し明けだが素質高いウェーブランチャンが上位候補か。

６Ｒナイフエッジ　☆☆
　目立った時計は出ていないが、併せ馬でビシビシ追われて仕上がりは良好。渋太く脚を使うタイプでダートも合いそう。迫力ある動きを見せているアンティキティラ、好馬体で一追い毎に動きも良くなっているイーデンホール、力強さとスピードを兼ね備えているスマートボムシェルが上位候補か。

８Ｒアドマイヤイバマ　☆☆☆☆
　１０００万でも少差４着があるように５００万なら力量上位の存在。前走は馬込みを嫌がらず精神面の成長も見られ、今回も上位争い可能。現級勝ちがあるニホンピロバロン、前走で長距離適性を示したスワーヴカイザーが強敵か。

１１Ｒアドマイヤバラード　☆☆☆
　まだ１６００万の身だが、軽ハンデだったとはいえ２走前にオープンでも３着に好走しており力は通用。長距離適性も高く、上位食い込みも十分可能。重賞でも勝ち負けの競馬をしているバンデ、好仕上りクリールカイザー、安定感のあるラブラドライトが強敵か。

　▽丸山元気　１９９０年群馬県伊勢崎市生まれ。日本中央競馬会（ＪＲＡ）の騎手。美浦トレーニングセンターの根本康広厩舎所属。競馬 学校２５期生。２００９年３月１日、中山３Ｒでデビュー。同年７月１１日、札幌２Ｒでオンザスローンに騎乗し初勝利を挙げた。２０１１年５月８ 日、新潟１１Ｒでセイクリッドバレーに騎乗し重賞初勝利。同年１０月１３日、シェアースマイルでエーデルワイス賞に騎乗し地方交流重賞初制覇。

　▽山崎啓介　１９８２年生まれの北海道出身。２００７年に専門紙「一馬(現・優馬)」に入社した新米トラックマン。美浦の想定班で、若手の調教師、騎手との繋がりが深い。現在も「優馬」のホープとなるべく、日々勉強中。